例えば総選挙なら、今年で6回目ですから、最初から出ているメンバーにしてみたら「ああ、今年も選挙の時期だ」と感じると思います。

でも皆そうだと思うんですが、総選挙の時期のインタビューや、コメントって本当に難しいんです。自分が超頑張ったから票数につながるか、といったらそうでもないですし。その現状も知っているので難しいなと思うんです。

――確かにそうですね。去年の総選挙前に意気込みを語っていただいたときも(第10回)、ファンの方に佐江ちゃんの思いが曲解されることのないよう、お伝えできているか、とても慎重に掲載したことを思い出します。

うん、うん、うん。そうですね。本当に難しいんです。

選挙に立候補することについて、もう少しお話すると、私自身は、“その1年やってきたことが、順位につながる”と思っているので、どんな順位であっても、毎年しっかり受け入れています。

“悔しい”とか、“本当は、もうちょっと上までいけたんじゃないかな”って思った年もあったけど、やっぱり“神7”や“神8”っていう、敵わない人物がたくさんいて、超えられない壁がありました。

メンバーの中には、それを“苦しい”と思う人もいるかもしれません。でも、去年から総選挙が立候補制になって、皆“1年を通して、いろんなチャンスをいただいて、自分に少しでも可能性があるかもしれない”と思うから立候補してると思うんです。

私は、去年の総選挙で、“宮澤佐江って、すごいこと言ったな”って、そこからファンになって下さった方もいるかもしれない、舞台を見て、初めて私を知って下さって、“投票はしないけど、総選挙を見てみよう”とって思って下さる方もいらっしゃるかもしれない。

もちろん、ずっと応援して下さってるファンの皆さんが、いつまでもついてきて下さってるんだな、っていう実感も湧いています。日本で活動はできなかったけれど、そういう色んな方の希望や勇気、夢や愛を背負って、選挙に臨もうって思っているんです。

皆さんと一緒に頑張れるのが総選挙。だから今回も迷わず志願したんです。 

――佐江ちゃんの立候補を受けて、ファンの方が選挙に向けて動いている様子は、ネットなどの情報から拝見しています。それは日本のファンの方だけでなく、中華圏のファンの方も同じようですよ!

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