不眠を解消する方法
不眠は日常生活の一工夫で改善させることも可能です。
心とからだを休めるのに必要不可欠な睡眠時間。
生活習慣や考え方を少し変えるだけなので今日から実践してみましょう。
1. 適温で入浴する
良質な睡眠をとるためには、副交感神経を優位な状態に移行させることが大切です。
なかでも入浴は手軽に誰でも取り入れることができる方法のひとつ。
38度~41度程度のお湯に入ると、副交感神経が優位になるといわれています。
しかし、42度以上のお湯は交感神経を優位にさせてしまうため注意が必要です。
熱いお湯が好きな人は、就寝時間より2時間程前に入浴を済ませるようにしましょう。
2. 起床時刻をそろえる
起床時刻がバラバラだと、体内時計が乱れて不眠の原因になってしまうことがあります。
勤務日も休日も同じ時間に起床することを心掛けましょう。
休日は多めに眠りたいという人は、体内時計を狂わせないよう、勤務日との起床時刻の差は2時間以内にし、起きたら太陽の光を浴びるようにしてください。
それでも睡眠が足りない場合は昼寝で補完しても大丈夫。
ただし、夜の睡眠に影響がでないよう、寝すぎには気を付けましょう。
3. 寝付けなくても気にしない
不眠で悩んでいる人のなかには、頑張って寝ようとする人や、寝られなかったらどうしようと、必要以上に不安を抱いている人もいます。
このような精神不安は交感神経を優位にさせ、かえって眠るのを困難にしてしまいます。
うまく寝付けないときは、一旦ベッドから離れ、眠気を感じたタイミングでベッドに戻ることで入眠しやすくなります。
あまり、気負いすぎず、ゆっくり自分のペースで不眠を治していきましょう。
不眠には漢方薬もおすすめ
不眠は漢方薬でも対策できるのを知っていますか?
漢方薬のなかには、医薬品として「不眠」に効果が認められているものがあります。
自分の不眠タイプに合わせて漢方薬を選ぶことで、精神不安や過労、血流不足など根本的な原因から改善できるのです。
不眠に対しては、
・自律神経の乱れを整え、ストレスが原因の疲労や睡眠の質を改善する
・イライラや興奮を鎮めて寝付きをよくする
・血流をよくして中枢神経の機能を回復し安眠に導く
といった働きのある漢方薬を選びましょう。