ここに一つの記事があります。「トイレに行かずにどれだけ水を飲めるか」、あるアメリカのラジオ番組が、看護師の注意も振り切り、水を挑戦者に飲ませ続けたところ、28歳の女性が水7リットルを飲んだところでリタイア、その日の午後に「水中毒」で死亡しました。

水を飲んで死亡?と思われた方も多いのではないでしょうか。しかし実際に死者が出ているのです。まず、さきほど述べたダイエットに適切な水は、常温に近い水であり、冷蔵庫等で冷やした水の場合、細胞が活動低下してしまい逆に代謝が低下していまいます。

そして、たとえ常温であっても大量の水を飲み続けると、体重の70%と言われる水分割合が崩れてしまい、細胞が膨張していきます。その結果、身体がむくむようになり、血液中のナトリウムイオン濃度が低下します。このナトリウムイオン濃度というものは塩分濃度とほぼ同意義で、熱中症にかかった人が塩を与えられるように、低下するとするだけ以下の症状が現れてきます。

・軽度の疲労感を感じるようになる。
・頭痛や嘔吐の症状が出るようになる。
・気分が不安定になり、神経過敏や注意散漫になる。
・痙攣・昏睡の症状が出るようになる。
・呼吸困難に陥り、死に至る。

ここでスポーツドリンクを飲んで回復させようと思ってはいけません。スポーツドリンクのほとんどは水でできており、更に症状を悪化させてしまいます。対策は塩分と糖分の早急な補給です。

ではどうしたら水中毒を防ぐことができるのでしょうか。まず摂取量は1日1.5~2リットル程度に抑えましょう。また水は冷やさず常温で飲みましょう。また塩分・糖分を特に夏季は充分に摂取しましょう。トイレを我慢せずに尿として水を排泄することも重要な要素です。

いかがでしたでしょうか。水で死に至る水中毒の危機、たかが水だからと侮ることなく、「適量摂取」を守って健康的な生活を送りましょう!。

出典 Wikipedia等

人事コンサルタント。大学を卒業後、医療系人材派遣会社(人事)・広告代理店(人事)勤務を経て、密着型人事コンサルティング団体「人事総合研究所」を設立。代表兼主任研究員として、労務相談受付・課題解決に取り組む。得意分野は採用・法務・労務・人事全般の問題解決等、多岐にわたる。