今回は育休期間にもらうことのできる育児休業給付の支給割合が大幅アップした、というお話。仕事を休んでいるあいだも一定の所得が保障されているなら安心して育児に専念できますよね。 

子育てファミリーがとっても助かる育児休業給付

めでたく子どもを授かると、おなかの中で赤ちゃんが成長する実感を味わいながら、あっという間に産休の日を迎えることになります。

産休の期間は、出産予定日の42日前から、出産日の翌日から数えて56日までです。この間については会社を休んで給与の支払いがなかった場合に、健康保険のほうから出産手当金が支給され、給与の日額の3分の2を計算して支給されます。

56日、つまり産後8週間を超えて以降、すぐに復職する人はあまりなく、多くは育児休業をしばらく取ると思います(保育園がすぐ決まらないため、年度初めまでお休みするなど)。このとき、産休期間のように手当がなければ、無収入で育休期間を過ごすこととなります。

今度は雇用保険の制度から、育児休業給付というものが支給される仕組みとなっています。原則として1歳2カ月まで、保育所が見つからないなどの理由があれば1歳6カ月まで育児休業給付を受けながら仕事を休んで育児に専念することができます。

昨年5月に子どもが生まれた我が家では、育休を取った妻が約1年にわたり育児休業給付を受け取り、4月下旬に復職しましたが、経済的にとても助かりました。

育児休業給付は休業開始時点の賃金日額をベースに50%となっており、産休時の手当より割合は下がるものの、それでもけっこうな金額でした。もしももらえなかったら、家計はかなり危なかったと思います。

この育児休業給付、2014年の4月から支給割合が大幅にアップしたのです。子育てと仕事を両立しようとがんばるファミリーにいいお知らせですね。