韓国KBS局で放送されるやいなや話題をかっさらった『完璧な家族』。『世界の中心で、愛を叫ぶ』の行定勲監督が韓国ドラマ初演出ということもあり、注目されている。『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』を彷彿させるストーリーで、監督はどのように視聴者をくぎ付けにしていくのか?
行定勲監督初の韓国ドラマはミステリーの香りが漂う話題作
映画監督・行定勲が手掛けた話題の韓国ドラマ『完璧な家族』が現在、映像配信サービスLemino(レミノ)で独占配信中。韓国ではKBSで同時放送されて大きな注目を集めている。娘が殺人事件に関与したことをきっかけに、一見完璧に見える理想の家庭に隠されていた秘密が少しずつ明らかになっていく過程を描くミステリーだ。
韓国でも『世界の中心で、愛を叫ぶ』をはじめとする作品で人気が高い行定監督の韓国ドラマ初演出に加え、『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』のキム・ビョンチョルとユン・セア、『禁婚令-朝鮮婚姻禁止令-』のキム・ヨンデとパク・ジュヒョン、『ペントハウス』のチェ・イェビンなど、ベテランから若手まで豪華キャストが顔をそろえたことでも最高の期待作となった。
全校1位の優等生ソニは、高名な弁護士の父と優しい母の元で何不自由なく育ち、学校では同級生ギョンホとヒョヌに囲まれて穏やかな毎日を送っている。ソニに夢中のギョンホは、ストレートに恋心を伝え断られてもめげることはない。
そんなある日、彼らの転校生のスヨンがソニに接近。「久しぶり」と声をかけたスヨンは、ソニの養護施設時代の友人だった。ソニは、裕福な家庭の養女となった自分とは違い、スヨンがどん底の日々を過ごしてきたことを知る。