睡眠前の行動が痩せやすい体を作り上げる
最後は睡眠についてです。「睡眠不足はダイエットの敵」と言いますが、実際夜の過ごし方とダイエットには密接な関係があります。たとえば仕事が終わって、寝る前にお酒を飲むなんて人も多いのでは?なかには眠気を誘うために飲む人もいるかもしれませんね。
ですが、寝る前のお酒は眠りが浅くなってしまい、疲れがなかなか取れないものです。これはアルコールの刺激が交感神経を活発にさせるためと言われています。翌朝も体がだるいままでは仕事の能率が悪くなり、1日中ボーッとしてしまいますよね。
同じように寝付きが悪いからといって、夜激しい運動をするのもNG行動です。夜に筋トレをしている男性はハードな筋トレを避けて運動量を減らすか、運動する時間を朝する習慣に変えてみましょう。夜の激しい運動もまた交感神経を刺激し、副交感神経の働きを鈍らせてしまいます。
いずれも睡眠前の言動ですが、ぐっすりと眠り睡眠の質を高めることで翌日の体の調子もいいもの。すると、自然と移動手段もエレベーターではなく階段を上る意欲が出たり、休日なら「少し遠出してみようかな?」と気持ちも前向きになれます。このように1日の活動リズムを向上することで次第に消費カロリーも増え、太りにくい体を習慣的に作っていくのです。
ダイエット方法よりも生活習慣を見直してみよう
いかがでしたか?普段の過ごし方をほんの少し変えるだけで、ダイエットの効果は劇的にアップするはず。もし日頃、これらのNG行動が染み付いてしまっている男女は、ダイエットに力を注ぐよりもまず生活習慣を見直すこと。そうすれば、より自分の理想の体型に近づくことができるのではないでしょうか。
【参考文献】
中野ジェームズ修一著『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』(大和書房・刊)