実況音声を可視化して「音のない世界のスポーツ競技」を多くの方に伝えます
株式会社リコー(社長執行役員:大山晃、以下リコー)は、音声を可視化して正しい情報をリアルタイムに伝えることができ、聴覚障がい者とのコミュニケーションをサポートするサービス「Pekoe(ペコ)」を、一般社団法人日本デフ陸上競技協会が主催する「第21回日本デフ陸上競技選手権大会」の実況可視化ツールとして提供することをお知らせいたします。株式会社日テレ アックスオンが実施する場内実況配信と組み合わせ、陸上競技中の実況内容を、トラックに設置したリボンビジョンにリアルタイムに表示することで、「音のない世界のスポーツ競技」を多くの方に伝えることを実現します。
■背景
リコーは、2022年8月に聴覚障がい者向けコミュニケーションサービスPekoeを発売以降、聴覚に課題をお持ちの方とそのチームのコミュニケーションをサポートしてまいりました。多くの企業で導入していただき、これまで得られなかったリアルタイムの正確な情報、双方向コミュニケーションを活用して、聴覚障がいがある方が仕事の幅を広げている事例を数多く生み出しています。
【具体的な取り組み】
リコーは、Pekoeが実現する正確な音声文字起こしの機能を活用して、スポーツの実況可視化に貢献しています。2024年4月と5月には、「誰もが楽しめるラグビー観戦環境」への取り組みとして、リコーブラックラムズ東京の実況文字配信にPekoeを活用しています。
<リコーブラックラムズ東京でのPekoe活用事例>
プログラム
ラグビー試合会場の様子
スマホ画面
Pekoeの画面
株式会社日テレ アックスオンは2025年に開催される東京デフリンピックを見据えて、2022年からデフ陸上競技選手権大会の中継業務を担当し、場内リボンビジョンを活用した場内演出にも取り組んでいます。広く会場の人が文字情報を見ることができるようにとの検討の中で、Pekoeの変換精度の高さやユーザーファーストな使いやすさが注目を受け、今大会に向けたプロジェクトが始動。1行という限られた表示領域に見やすい字幕を出すために、校正を担当する日テレアックスオンの字幕制作チームや聴覚障がいがある方の声も取り入れ、チーム一丸となって見やすい字幕を練り上げてきました。
場内リボンビジョンの活用
今大会での実施イメージ
一般社団法人日本デフ陸上競技協会(Japan Deaf Athletics Association) は、2002年に設立し、デフにおける陸上競技会を統括し、代表する団体として、デフ陸上競技の普及および振興を図り、デフの心身の健全な発達に寄与することを目的として活動をしています。
<第21回日本デフ陸上競技選手権大会のお知らせ>
https://www.j-daa.or.jp/jdaa/taikai_info/2024japandeaf
【Pekoeによる可視化が実施される対象の競技会】
日時:2024年11月30日(土)、12月1日(日) 開門:8:45~
会場:駒沢オリンピック公園総合運動場 陸上競技場
■本件に関するお問合せ先
E-mail:zjp_pekoe_contact@jp.ricoh.com
■Pekoe(ペコ) について
株式会社リコーのアクセラレータープログラム「TRIBUS」から生まれた、聴覚障がい者向けコミュニケーションサービス。専用アプリをダウンロードし、記録開始を実行するだけで文字化することが可能。共有URLを発行すれば、複数人でPekoeを利用することができる。音声認識AIによる自動音声認識と、誤変換をその場で修正できる機能など、双方向コミュニケーション機能を搭載した「みんなで使えるツール」。
「Pekoe」公式サイト https://pekoe.ricoh/
「TRIBUS」公式サイト https://accelerator.ricoh/
■関連情報
リコーブラックラムズ東京、誰もが楽しめるラグビー観戦環境へ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000068045.html
リコーブラックラムズ東京が聴覚障がい者向けサービスを試合会場で導入。デフスポーツ体験も実施。
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/2024043000101-spnaviow
「音のない世界」デフ陸上を中継~センターの垣根を越えて~
https://www.ax-on.co.jp/news/tydznt41k66spzlx/
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