10月に開催される大阪マラソンを皮切りに、都市型マラソンの開催が本格化していきます。皆さんも、何かしらのレースにエントリーし、日々、トレーニングに励んでいるのではないでしょうか。

11月に入ると涼しくなり、随分と走りやすくなってきます。気分良く走って、マラソンシーズン本番を迎えたいところですね。

ところで皆さんは、マラソンシューズをどのような基準で選んでいますか? 最近では各メーカーが多種多様なシューズを出しているので、購入の際に迷ってしまうこともありますよね。ここは、専門家の意見を参考にしてみると良いでしょう。

有森裕子さんや高橋尚子さんなど、五輪のメダリストを育てたマラソン指導の第一人者ともいえる小出義雄さん。自著でもある『マラソンは毎日走っても完走できない「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ』で、シューズの選び方についてアドバイスを行っています。

マラソンシューズの基本的な特徴としては、足に負担をかけない軽さと足をケガから守るクッション性があげられます。

仮に歩幅が1メートルの人なら、10キロで1万歩、20キロなら2万歩、フルマラソンなら4万2000歩。これだけの回数の着地衝撃を受けるのですからクッション性は欠かせません

出典(マラソンは毎日走っても完走できない「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ)


なんと、フルマラソンのレースに1回出るだけで、約4万回も足に衝撃を与えているんですね。これは、しっかりシューズ選びをしていないと、大けがに繫がりかねません。ちょっと背筋の伸びる数字ですね。