認定NPO法人love.futbol Japanは、横浜F・マリノス所属のポープウィリアム選手、サポーター有志の方々と共に、12月8日(日)に開催される2024明治安田J1リーグ第36節最終戦「横浜F・マリノス vs 名古屋グランパス」(会場:日産スタジアム)に、試合観戦の機会が難しい子どもたち家族を招待することになりました。




ポープ選手は、love.futbol Japanが設立した「1% FOOTBALL CLUB」に参画し、2021年から年俸の1%を寄付して、日本国内で経済的な貧困や社会格差を理由にサッカーをしたくてもできない子どもたちを支援しています。
今年5月、23-24シーズンACL2023-24決勝遠征に合わせ、横浜F・マリノスサポーターの有志の方々がポープウィリアム選手のチームへの貢献と今後の子ども支援活動の応援として寄付を募り、弊会に寄付をしてくださいました。
ポープ選手、寄付を取りまとめた有志の代表者と相談した結果、寄付を原資にサッカー観戦の機会が難しい子どもたちの試合招待を実施することになりました。
当日は応援グッズのプレゼントや、試合後にポープ選手と交流する特別な体験も予定しています。

参加者は、ポープ選手が今年6月から毎月オンラインで交流をしている日本各地の子どもたちを中心にお声がけし、当日は5世帯の子ども、保護者が参加する予定です。
家族一緒にはじめてのJリーグ、はじめてのスタジアム観戦、そしてポープ選手とリアルで会えることを楽しみにしています。

<活動について> 
love.fútbol Japanは、2021年より日本で、経済的な貧困や社会格差を理由に、サッカーをしたくても諦めている、続けることが困難な子どもたちを対象とする活動「子どもサッカー新学期応援事業」をポープウィリアム選手(横浜F・マリノス)、小林悠選手(川崎フロンターレ)、富樫敬真選手(サガン鳥栖)、山本摩也選手(INAC神戸)、宮澤ひなた選手(マンチェスターユナイテッドWFC)などサッカー選手21名とともに取り組んでいます。サッカーの費用に使える奨励金5万円の給付、用具寄贈、孤独に対する心の繋がりを育てるサッカー選手との交流を提供し、これまで4年間で1800万円以上の奨励金を給付し、42都道府県子どもたち約1,600人に応援を届けてきました。
▷2023年度 日本での活動実績はこちら
https://www.lovefutbol-japan.org/posts/45669146

<サッカーにおける子どもの貧困・格差問題の現状について>
弊会に支援を求める子ども人数は、コロナ禍や物価高も影響し、この3年間で4倍に増加し、今年初めて400人を超えました。現状、子どもたちを取り巻く課題は、経済面、相談環境、社会の理解の課題などが挙げられます。受益世帯の60%は世帯年収が200万円以下、38%は子どもがサッカーをするために借入をしたことがあると回答するなど深刻な状況が確認されています。一方で、必要とされる支援では、約50%の世帯がJリーグなどプロの試合観戦を希望しています。
一般的に、スポーツは贅沢や趣味として見られやすいため、子どもの機会格差問題においてスポーツの支援は、教育や食等の生活インフラの支援に比べて優先度が下がる傾向にあります。そのため、当事者は困っていても声を上げづらい状況が続いており、社会のなかで子どもに対するスポーツ機会の「理解」を高める必要性があります。
支援を求める規模は拡大しさまざまな課題が顕在化する一方で、日本サッカー界に支援体制は十分に整っていません。子どもたちを支える環境づくりに向けた仲間と対応が今まさに必要とされています。

<団体概要>
love.fútbol Japanは、日本とアジアで、経済的な貧困や社会格差によって安全にサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える活動に取り組む認定NPO法人です。地域課題の解消と子どもたちが誰でも遊べる居場所を共創する「コミュニティ型のスポーツグラウンドづくり」や、日本で「子どもサッカー新学期応援事業」、サッカー選手たちが年俸の1%を寄付して子どもたちを支援するプラットフォーム「1% FOOTBALL CLUB」の運営をおこなっています。

団体名:認定NPO法人love.futbol Japan
設立:2018年1月12日
代表理事:加藤遼也
公式HP :https://www.lovefutbol-japan.org/
1% FOOTBALL CLUB :https://onepercentfc.com/

【問い合わせ先】
love.futbol Japan 広報部
MAIL: team@lovefutbol-japan.org
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