夏の思い出を楽しく残す絵日記。絵を描くことが好きな子どもであれば遊び感覚で始められる習慣です。さらに、絵日記には様々な知育効果があるとして考えられていて、遊びの一環としながら子どもの成長をサポートすることができるのです。
今回はそうした知育効果について具体的に解説します。今年の夏からさっそく絵日記をスタートさせてみましょう。
得られる知育効果について
絵日記で得られる知育効果にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
さっそく絵日記で得られる知育効果について見ていきましょう。
脳の発達
絵日記のメインは「絵を描く」という行為です。その日会った人、風景、楽しかったこと、面白かったもの、悲しかったことなど、その時の状況を思い出しながら絵に描き起こすという行為は「脳」を刺激することにつながります。
そして、絵日記を毎日続けることでイメージする習慣が身に付き、想像力の向上を期待することができるのです。
絵画力の向上
絵を描くことが習慣になると、必然的に絵を描く回数が増えて絵が上達していきます。初めは何が書いてあるのか分からない絵であっても、描くことに慣れてくると物の向きや表情、細かい部分などまで徐々に正確に描けるようになっていくのです。
絵画力が高くなることで子どもはより絵を描くことの楽しさを理解しますし、色彩感覚も向上していきます。
中には絵日記から発展して自作の絵本を作成するようになるケースもあり、子どもの遊びの幅が広がるのも大きなメリットといえるでしょう。
文字の練習
絵日記は絵だけでなく、文章を入れることも多いですよね。こうした文章分部のある絵日記を使用することで、文字の練習にもつながります。
自分が何をしたのか、自分がどう感じたのかなど絵だけでは分からないことを文章で表現することで、自然と文字を覚えていきますし、分からない文字があればその都度周りの大人が教えてあげることで、子どもはストレスなく自分のペースで文字を覚えていくことができるのです。
記憶力の向上
絵を描く際にその日のことを思い返したり、描くものをイメージすることは記憶の整理にもなり、記憶力が向上されやすくなります。
「あの時は誰がいたんだっけ」「何をして遊んだっけ」など、思い返す状況を増やすことが大切です。絵日記はこうした思い返す状況やイメージする状況を作るため、自ら積極的に記憶の整理を行います。
とくに、未来や過去に目を向けられない幼児は現在進行形で行動しているため、日常生活の中で思い返すことが少なく、絵日記を活用した記憶力の向上には最適なタイミングといえます。