©2014『海月姫』製作委員会 ©東村アキコ/講談社
  

現在、渋谷パルコ・パート1のパルコミュージアムでは、能年玲奈さん主演の映画『海月姫』の公開を記念して、オタク女子の館・天水館を再現。オタクパラダイスの世界にどっぷり浸れる展覧会が開催されている。

尼〜ず(同作品に登場するオタク女子たち)から見ると、魔物(おしゃれ女子)ひしめく渋谷の町での開催!?しかも、男を必要としない展覧会って…?

さっそく行ってみることに!

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  • ハナガサクラゲをもとに月海がデザイン。
  • それにしてもクラゲってキレイ。
  • レトロな雰囲気だが、レースのカーテンやぬいぐるみなど可愛らしい月海の部屋。
  • 男子禁制
  • まやや着用の緑ジャージには毛玉まで再現。

『海月姫』は、東村アキコ原作の人気漫画。漫画雑誌「KISS」にて連載中で、単行本は14巻まで刊行。(14巻までで290万部突破)。2010年にはアニメ化もされている。 

 

映画『海月姫』より ©2014『海月姫』製作委員会 ©東村アキコ/講談社

【あらすじ】
主人公・月海(つきみ・主演:能年玲奈)は、イラストレーターに憧れ上京した、クラゲ好きのオタク女子。月海の住むボロアパート「天水館」では、ジャンルは違うけれど、独身・彼氏なし筋金入りのオタク女子たち(自称「尼〜ず」)が、ゆるく楽しく共同生活を送っている。

天水館の入居条件、それは「男を必要としない人生」。

ある日、月海は女装子(女装趣味の男子)蔵之介の(主演:菅田将暉)とクラゲを救ってもらった縁で知り合う。天水館や月海を気に入った蔵之介は、男性であることを隠し天水館に出入りする。おしゃれや恋愛に全く興味のなかった月海だが、蔵之介や童貞エリートである蔵之介の兄・修との出会いによって、気持ちに変化が…。

そんな中、天水地区の再開発計画で天水館の取り壊しが決まる。聖地・天水館を守るため、戦う決意をした尼〜ずと蔵之介。どうなる天水館?どうなる月海の男を必要としない人生?

 

では、男を必要としない展覧会へ

 

入場料は500円(学生400円)。受付で、チケットと一緒に「尼〜ず適正検査」と書かれた解答用紙を受け取る。展示物を見ると同時に、尼〜ずや原作に関連する48問のクイズを解きながら進んでいくのだ。

このクイズは、天水館の入居に見合うオタク女子かどうかの適正検査でもあり、最後は天水館の主・目白先生に入居資格を判定してもらうというもの。

クイズはさりげなく壁に貼られているので、見逃さずに回答していこう。

 

クイズを探しながら進むことで、自然と部屋のすみずみまで展示物を見られるようになっている。

入場してすぐ目につくのが、映画の中で実際にキャストが着用した衣裳の展示。衣裳にはおのおののキャラクターの個性が表れている。オシャレに関心のない尼〜ずと、ファッション大好き蔵之介の差がすごい。 

 

まやや着用の緑ジャージには毛玉まで再現。
  
さらに進むと天水館の入り口近辺には、映画のスチールが並ぶ。