最近自己肯定感という言葉をよく聞きますね。自己肯定感とは、「自分は大切な存在だ」「自分は世の中に必要とされる人間だ」などと感じることができる力です。
自己肯定感が低いと、自分に自信が持てず、精神的に弱い人間になってしまいます。
「自分なんかいてもいなくてもいい存在」などと考える自己肯定感の低い人は、学生のみならず、社会に出てからも、仕事や私生活で多くの悩みを抱えることになっています。
今日は、保育士であり、『モンテッソーリ教育で伸びる子を育てる!』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱している平川裕貴が、自己肯定感を育てるための赤ちゃんへの接し方をお伝えします。
触り魔のママになる
それまでママのお腹の中で守られていた赤ちゃんは、生まれた瞬間、自分の周りに何もないことに気づくでしょう。それはまるで、私達が宇宙に放り出されたようなものかもしれません。
まだ目も見えない赤ちゃんには、そばに守っている人間がいると知らせてあげることです。
そのためには、どんどん触ってあげましょう。皮膚刺激が、脳へ刺激を与えることは科学的にも証明されています。ママによるスキンシップは、赤ちゃんをリラックスさせ、免疫力を高め、筋肉の発達も促します。
赤ちゃんへのスキンシップは、別にベビーマッサージ法の順番通りにしなければならないというものではありません。ベビーマッサージの仕方は、日本とアメリカでは違いますよ。
ですから、「こうしなくちゃ」とか「この順番で」などと気にしないで、どんどん触ってあげてください。
赤ちゃんのプニュプニュした身体は、触ったりさすったり、軽く握ったりすると気持ちいいですよね。
ママの手が触れているだけで、赤ちゃんはハッピーです。
おしゃべりなママになる
ママには触り魔と同時におしゃべりなママになってもらいたいと思います。
ママとパパの決定的な違いは、お腹の中にいる時からの絆です。赤ちゃんはお腹の中にいる時に、すでにママの声を認識していると言われます。
赤ちゃんが、この世に生まれてまず信頼を寄せるのはやはりママなのです。
ですから赤ちゃんは、聞きなれたママの声でリラックスし、お腹の中にいた時のように、自分は安全だと感じることができます。
そんなママに、もし黙々と世話をされたら、どんな気持ちでしょうか?