生まれたばかりの赤ちゃんの時は、泣いておっぱいを飲んで眠る以外、なにもできなかったのに、いつのまにか寝返りをうち、つかまり立ちをしていたと思ったら、もう走り回って・・・と目を細める間もなく、子どもはいろいろやらかしてくれます。
イタズラという名の経験を重ね、世の中のルールや成り立ちを学んでいくのでしょう。
それにしても、人間は成人するまでの時間が、他の動物とはくらべものにならないくらい長いですよね。
特に子どもが学齢期になるまでは、家事からなにから、とにかくやることは山ほどあります。
「子どもを産むことが生産的」という政治家の発言が一時、議論を呼びましたが、とても子育てが生産的だとは思えない日々が続くわけです。
ですが、そんな長い子育ての途中、子どものやらかす数々の行為は、時に親に笑いや息抜きを与える効果を持っているのかもしれません。
直後は怒ってしまっても、あとあと考えると吹きだしてしまったりするような、子どものやらかす脱力エピソード、ご紹介いたします!
「なんでそんなことしたの!?」に答えられないこと、あるある
子ども、特に男の子は、親が思わず「なんでそんなことしたのーっ!」と叫んでしまうようなことをやらかすことがあります。
Iさんちの息子さんは、2歳の時、家のダイニングテーブルの周辺で遊んでいました。普段は元気な息子さんですが、この時を振り返ってみると、やけに静かだな、とIさんは思っていたそうです。
次の瞬間、Iさんが聞いたのは息子さんの泣き声。
「とれない、とれないよお~!」
なんと、息子さんの頭が、ダイニングチェアの背もたれのすき間の部分にはさまって取れなくなってしまったのです!
押しても引っ張っても、頭がつかえてしまいます。石けん水をすりこんでも、何をしてもダメ。息子さんの泣き声はだんだん大きくなっていきます。
「椅子を切るしかない!」
とうとうIさんの夫の決断で、近所からノコギリを借りてきて、背もたれの部分を切断することに。
息子さんはケガもなく無事でしたが、そもそもなぜそのすき間に頭が入ったのかについては、本人に聞いてもわかるわけもなく、あとには無残なダイニングチェアが残っているばかりでした。
それに類似したケースは、Hさんちの息子さん。4歳くらいの時、キッチンの床に置いてあったしょうゆの一升瓶を、突如振り出したのです。
運の悪かったことに、フタがちゃんと閉まっておらず、あたり一面しょうゆだらけに。床を拭き終わった後、Hさんが落ち着いて、「どうして振ったの?」と聞いても、きょとんとするばかり。
それにしても、こういうことをするのって、だいたい男の子ですよね。
きょうだいっていいな
きょうだいって、仲良く遊んでいる時もありますが、きょうだいといえば、ケンカはつきものですよね。そして、きょうだいといえど、ケンカする時は本気です。
Sさんちは男の子2人のきょうだいです。小さい頃は本当によくケンカしたそう。ある日、Sさんが、またやってるな~、と二人のケンカの様子を隣の部屋で聞いていた時のこと。
「おまえのこかーさん(おかあさん)しんじゃった!」と言い合っていたというのです。
残念! 相手の母さんは自分の母さんでもあるのに!