年間パスポート:ワンデーの価格差を考えると、東京は明らかに割高!!
それでは最後に、年間パスポートの値段を比べてみましょう。
東京ディズニーリゾートの場合、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーそれぞれ単独で有効の年間パスポートが販売されています。
しかし、1パークしかない香港を除いて、ディズニーランド・リゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド、ディズニーランド・パリで販売されている年間パスポートは、2つ以上のパーク共通で使えるものだけなのです。
これは東京の場合「こっちのパークだけ行きたい!」というゲストが多いためでしょう。
ゲストを分散化させる意図で、それぞれのパーク単独の年間パスポートを販売している可能性もあります。
パリや香港は、東京と比べて、年間パスポートの値段が、かなり安くなっているのがよく分かります。
パスポートの内容については後で詳しく書くのですが、東京と比べると受けられるサービスは充実しています。
パリや香港の場合は、グッズやレストランの売れ行きがあまり好調とは言えませんので、年間パスポート保有者を増やして、より多くの金額を消費してもらいたいと考えているのでしょう。
年間パスポートがそれだけ売れれば、パークにまとまった収入も入ってきます。
一方で、カリフォルニアのディズニーランド・リゾート、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドは、東京と比べて、同水準か少し高めに設定されています。
カリフォルニアの場合は、1デーパスポートで入園するゲストよりも、年間パスポートで入園するゲストのほうが比較的多くなっています。
カリフォルニアは市街地からも近くてアクセスが良く、地元に住んでいる多くの方がパークにやってきます。ゲストの数を抑えるために、東京と同じように高めの設定にしているのでしょう。
もちろん、ほかのチケットとの兼ね合いも考慮していると思います。
フロリダもカリフォルニアと同様に、観光客に加えて、地元のゲストの利用が多いこと、ほかのチケットとの兼ね合いから、高めの料金設定にしていると思われます。
ただし、カリフォルニア・フロリダともに、パーク周辺住民しか買えない割引パスポートも用意されています。このあたりはパリや香港と似ていますね。