――この10年でお互いが成長したと思うところは?

ユンホ「チャンミンは、いろいろ変化しましたよね。ボーカルとしては、むかしは集中しすぎるところがあったけど、今は素直に歌っているところが好きです。自分の感情を込めるのが上手くなりましたね。ダンスも余裕ができて、めちゃ上手くなりました。まわりからも、『ユンホ、そろそろやばくなるよ~。チャンミンはハンパじゃないよ~』っておどされるんですよ(笑)。チャンミンらしいボーカルとダンスが出来ているんじゃないかな」(にっこり)

チャンミン「最初から今まで、そしてこれからも……ユンホのダンスに、僕は何も言えないですよぉ。最初から上手かったですから。僕の口からああだこうだ評価を言うなんて!(笑) あえていうなら……確かなのは、ボーカルが、むかしはユンホの性格そのままに男らしい表現が多かったけど、最近は繊細な表現がさらに上手くなったって感じますね」

――10年の経験が生きていると思う瞬間はどんなときですか。

チャンミン「裏声が出ても驚かなくなりました」

ユンホ「僕は、初日に裏声が出ちゃったんだけど(笑)、もちろん今でも悔しいけど、新人のときだったら、テンションが落ちたまま終わったけど、今は、笑いながら『ライブの魅力だから~』って言えるようになった。すぐに持ち直して、逆転できます!」

チャンミン「裏声までも受けとめられます(笑)」

――リカバリーする能力が上がったんですね(笑)。

チャンミン「むかしは、ミスをすると、悔しくてその後は集中できなかったりしたけど、今はむかしよりは少なくなったかな。10年もやっていると、初めてのことではないので、余裕ができたんだと思います」

――以前のインタビューで、ステージの表現力を増すために、ひとりの男(人間)として年輪が必要と言っていましたが、そのために必要なことは何でしょうか。

ユンホ「特別に何が、というのはあんまり考えないですね。“ありのまま”が年輪になると思うから。自然にやっていくことが僕のスタイルです」

チャンミン「僕も、特に『こういう男でいたい』とか思ったことはないですね。ありのままで!」

――かつての夢だったドームツアーは達成しました。今後の目標や夢はなんでしょう。

ユンホ「長くステージに立っていたい。そして、もう一度、日産スタジアムの舞台に立ちたい。最初だから「運」もあったと思う。『これは運じゃない』と証明したいんです。それに、東方神起が頑張って、皆さんが東方神起を守ってくれたから、ここまで来たってことを伝えたいし、自分なりに確認したいんです。また日産スタジアムで皆さんに会いたいです」

チャンミン「ドームライブツアーだと、地方は1日だけのライブになります。今までより、たくさんの方とライブができるアーティストになりたい。それが目の前にある目標です。札幌で2日間できるようになれば、ライブも楽しめて、味噌ラーメンも食べられるし!」

ユンホ「札幌で2日間はすごいことですよね。(しみじみ) それから、僕は、一緒にライブをつくりたいとも思います。東方神起だけ頑張って歌を聞かせるんじゃなくて、皆さんが参加して、一緒にいいショーをこれからも作りたいですね」