英語でイケメンに当たる言葉は?
――「Medery.(メデリー)」というサイト名は“イケメンを愛でる”という言葉を組み合わせた造語なのですが、イケメンは和製英語になりますか?
アンちゃん:“イケてる面(顔)”と“イケてるMan”の意味を持っているから、微妙なところだよね。イクメン(育メン)は絶対に和製英語だけど。
――英語でイケメンに当たる言葉はなんですか?
アンちゃん:メトロセクシャル(Metrosexual)がたぶん一番近い。
エステに行ったり、オシャレな洋服を着て、自分の見た目にお金をかける。その傾向は最近アメリカにも流行ってきているけど、日本ほどではないね。
日本人の女性はそういう優しいキレイな男性が好きで、アメリカの女性はマッチョだったりタフな男性の方が好きかもしれない。メトロセクシャルは、好みが分かれるところで、私みたいに田舎者からしたらイケメン(メトロセクシャル)は良いことじゃない。
田舎の人にとっては、タフで自分を守ってれる男性が欲しい。
筋肉ムキムキのTシャツとジーパン姿で、農業で働いていてトラックとか運転している男らしい人が憧れの男性なんだけど、海岸沿いのニューヨークとかオシャレな街は、やっぱりファッショナブルなオシャレな人が憧れの対象かもね。
――地域によって違いがあるんですね。
アンちゃん:でも、イケメンという概念の言葉はたぶんメトロセクシャルにしか訳すことが出来ないと思う。私の思い描く日本人のイケメン像ってジャニーズ系みたいな感じでしょ?
――日本だと、今イケメンは多様化していて、アニメなど2次元のイケメンもあります。
アンちゃん:アニメのイケメン!? それって、どんな感じ?
――日本では、ただ見た目が整っていたりカッコイイということを大きなくくりでイケメンと言っているんです。
アンちゃん:じゃあメトロセクシャルとはちょっと違うかもしれないね。そういう意味だとクールとかも入ってくるのかな。
――意味的には、叶姉妹が連れているグッド・ルッキング・ガイが一番近いですかね? 日本ではプロレスラーでもイケメンと呼ばれている人がいたりします。
アンちゃん:(イケメンプロレスラーの写真を見て)でも、日本のイケメンプロレスラーは顔がキレイよ。アメリカの男性はとにかく眉毛を抜くことは絶対にしないから、その違いには、日本に来たときにすごくビックリした。
たぶん、エステとかに行っていて肌もキレイだし。そういう男性はアメリカにもいるけど、日本ほどではないかな。日本には日傘を使う男性もいるでしょ?
――最近いますね。
アンちゃん:アメリカでは見たことがない。
――そうですよね。
アンちゃん:アメリカでは日に焼けている方がキレイ。日本とは逆で美肌は黒い肌。
――ハンサムはどうですか?
アンちゃん:ハンサムは、普通のグッドルッキングよりも少しランクアップしている感じ。ジョージ・クルーニーとか。
――ちなみに、ハンサムは英語ですよね?
アンちゃん:英語です。それは男性にしか使わないね。グッドルッキングの方がカジュアルな感じ。「He's so good looking!」とか言ったら、爽やかでカッコイイやん!みたいなニュアンスが入ってくるね。
アンちゃんにとって、グッドルッキングなアメリカ人は?
――アンちゃんにとって、グッドルッキングなアメリカの著名人は誰?
アンちゃん:私はザック・エフロンが好き! 『ハイスクール・ミュージカル』のときからずーっとファンだったよ(笑)。
今はムキムキになってるけど。あと、彼はばりばりメトロセクシャルだよ。でも、私はヴィン・ディーゼルとかも好き。
――筋肉質な方が好きなんですね。日本では韓国スターとかも好きな女性は多いですが。
アンちゃん:私の娘たちはTWICEにハマってる。1日中見てるよ。
――娘さんたちは、イケメンとか好きなんでしょうか?
アンちゃん:日本生まれ、日本育ちだから、たぶんそういうイケメンが好きだと思う。まだ長女も中学1年生だから、そこまで男性の好みについて話したりはしないけど。
でも、やっぱりジャニーズ系とかは好きみたい。
――じゃあ、少しお母さん(アンちゃん)とは趣味が合わないですね(笑)。
アンちゃん:私もグッドルッキングだとは思うよ。だけど、キレイすぎると男性らしくなくなるから、奥さんよりキレイな男性はちょっと気持ち悪いなと思う(笑)。
私の旦那は全然そういうタイプじゃなくて、ジーパンとTシャツで眉毛も1回も手入れをしたことないし、エステも行ったことない人。そういう人で慣れているからね。
――確かに、男性らしい強さはほしいです。
アンちゃん:だから、強い守ってくれるジャニーズ系だったらいい(笑)! それだったら全然OK。私は見た目よりも精神的な強さを重視するね。