『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』などの作品で知られる漫画家・古屋兎丸さんと、写真家・小林裕和さんのタッグによる、“古屋兎丸原作作品の実写化プロジェクト”が始動。

1stプロジェクトとして、講談社「月刊モーニング・ツー」にて連載中の古屋さん作『アマネ♰ギムナジウム』の、実写キャストによる写真集化が決定。

コンセプトフォトブック『アマネ♰ギムナジウム~もうひとつの世界~』が、7月12日に発売されました。

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古屋作品を実写で再構築! 注目イケメン俳優が参加

古屋さんの端正な筆致で描かれる耽美かつストレンジな世界観を、実写で表現するという意欲的な本企画。

注目のキャストには、フィリクス役に、舞台『機動戦士ガンダム00』『ミュージカル封神演義-目覚めの刻-』など、多くの2.5次元舞台で主演を務める俳優・橋本祥平さん。

ヨハン役に、學蘭歌劇『帝一の國』、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』など、過去に古屋作品に参加している俳優・佐藤永典さんが起用されています。

原作の舞台となるドイツ・ベーベンハウゼン修道院でのロケや、原作の今後の展開をイメージしたシーンの撮り下ろし、本作の主人公「天音」のモデルとなった人形作家・泥方陽菜さんが制作したフィリクスとヨハンのドールの撮り下ろしなどを収録。

数々の写真集での男性俳優たちの撮影に定評がある小林さんの腕が存分に発揮された、充実の仕上がりとなっています。

今回は、古屋さん、小林さんのコメント、そして7月14日に開催された発売記念イベントにて行われた、橋本さんと佐藤さんのオフィシャルインタビューをお届けします。

古屋兎丸さん コメント

漫画原作の写真集というと原作者は許可を出すだけだと思われがちですが、この作品は、僕もがっつり関わっています。

数日間のドイツロケ・国内スタジオロケ・廃校ロケにも同行し、小林さんやキャストの2 人とも細かにコミュニケーションを取りながら製作し、写真集にも関わらず、その冒頭は漫画で始まります。

そしてアマネは現在連載中ですが、ラストシーンとこの写真集は繋がるように出来ています。

また、アマネを描くきっかけとなった人形作家・泥方陽菜さんが参加してくれ、後ろ姿ですがご本人もアマネ役として登場してくれてます。そういう意味でこの写真集は小林さんの作品でもありますが僕の作品でもあります。

橋本君・佐藤君の美しさに震え、また原作の深部に関わる表現に震え、構成の美しさに震える写真集になったと思います。

原作を知らない方も、震える要素はたくさんあるので、是非お手に取って頂きたく思います。

小林裕和さん コメント

原作者・写真家・俳優が、作品と非常に高純度で融合した稀有な作品となった本作。

単写真としても、写真集としても、原作と深くリンクしながら、フィリクスとヨハンの、或いは天音の、或いは手に取ってくださるすべての人にとっての「もうひとつの世界」であるように、綿密に作り上げた作品です。

人の心がそうであるように、解釈はひとつではないので、是非あなただけの「もうひとつの世界」を見つけて欲しいと思います。

まだ原作を読んでいない方には、シンプルな「美少年愛好家推薦図書2019」として、お薦め致します。

そして、この作品をきっかけに、原作『アマネ♰ギムナジウム』を手に取り、この世界の住人となってもらえたら幸いです。