橋本祥平さん×佐藤永典さん オフィシャルインタビュー
――古屋兎丸先生が手掛ける『アマネ♰ギムナジウム』原作作品の実写化プロジェクト第一弾が、写真家・小林裕和氏が実写キャストで写真集化した今作。キャストオファーを頂いた時の感想を教えて下さい。
橋本:いま、僕らがキャラクターを演じるのは舞台上が多いんですが、作品のキャラクターを演じて、それが一つのブックとして残るのは、自分の中でも新しくもあり、嬉しかったです。
佐藤:もともと原作を読んでいて、しかもヨハンが好きだったので、思わず「うぉー!」と喜びました。
また古屋兎丸先生の作品に携われるというのが、なによりも嬉しかったです。
――撮影に臨むに際し、古屋先生や小林氏からの要望などは、何かありましたか?
橋本:人形のような雰囲気を表現するのに、指の動きなど、直接古屋先生と小林さんからアドバイスを頂きました。
完全な人形ではなく人間との間を演じるというのが、なかなか難しかったです。
佐藤:ヨハンの気持ちはどうであるのか。そして僕達は感情はあるが人形であるという事、それを表現するための表情や指先の形などのアドバイスを、古屋先生や小林さんから頂きました。
――『アマネ♰ギムナジウム』という作品の世界観の中で、スポーツ万能の優等生ながら心に闇を抱えるフィリクスを演じた橋本さん。学園の問題児かつ複雑な生い立ちを抱えるヨハンを演じた佐藤さん。
撮影当時を振り返り、演じた際の苦労や楽しさなどあれば、教えて下さい。
橋本:フィリクスは完璧なキャラクターだと思うんですよね。頭脳明晰、スポーツ万能、みんなから愛される、みんなが理想とする完璧なキャラクターを演じられて、すごく楽しかったです。
佐藤:原作で出ている学園の問題児らしさみたいなのは、今回二人の世界だったので抑えめであった気がしていて、また少し違った魅せ方だったのかなぁと。それがまた楽しくも難しかったです。
――原作の聖地となるドイツの「ベーベンハウゼン修道院」を中心に、撮影に挑まれた今作。
撮影の感想や裏話・エピソードなど、教えて下さい。
橋本:一生に一度行けるか行けないかのような場所で、そんな素敵なところで撮影出来たのはとても幸せなことでしたし、ロケ地の雰囲気が、より役を演じる上で後押ししてくるような景色と雰囲気でした。
佐藤:まさかの半袖セーラー服&短パン姿だったのですが、修道院が中々寒くて、撮影中ずっと身体が震えてました(笑)
あと、唇がすぐガッサガッサになるのが、申し訳なかったです(苦笑)
――本作中のベストショットを、お二人それぞれ、教えて下さい。
橋本:ステンドグラス越しの横顔です!
佐藤:橋本くんが演じたフィリクスと僕が演じたヨハンのアップそして横顔。“神の横顔”って、イベントでファンの方に言ってもらえたので(笑)。あと、庭を二人で歩いているショットがとても好きです。
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新感覚のコラボレーションにより実現した写真集。原作ファンはもちろん、それ以外のイケメンファンも一見の価値アリ!
コンセプトフォトブック『アマネ♰ギムナジウム~もうひとつの世界~』
●発行:インディペンデントワークス
●価格:3,000 円+(税)