5.あまりに咳がひどいときは、一旦、退席

あまりにも咳込みがひどいときには、一旦、退席するのもひとつの手段です。

咳が止まらず、オエっと何かを吐きだすようになってしまった経験はありませんか?こうなるともう、全部出しきらないと、苦しくて仕方がありません。

とはいえ、そんな様子を見た周囲は心配しますので、これはもうダメだ!と思ったら「失礼します」と言って席を外し、人のいないところで出しきるようにしましょう。

6.のどを乾かさない工夫をする

風邪をひいているときは、特にのどが乾燥します。のど飴やトローチを携帯し、のどを乾かさない工夫をしてください。

乾かさないためには、こまめな水分補給も有効です。一説には、ウイルス撃退のためには、うがいよりも水を飲んだほうがいいという話もあります。水をを飲むと、のどに付いたウイルスを胃に流し込むことができます。胃に流れたウイルスは、胃酸で働きが弱まるそうです。

水以外のドリンクで水分補給をする場合、緑茶なら、殺菌効果があるので良いでしょう。

気をつけたいのが、烏龍茶です。烏龍茶は、脂肪分解の働きがあります。そのため、のどの油分まで取り去ってしまうので、余計にのどが乾燥しやすくなってしまいます。

7.必要以上に、風邪をひいていることを強調しない

必要以上に、風邪をひいていることを強調しないようにしましょう。

マスク着用時などにひとこと添えるのは、ぜひ、実践していただきたいことですが、それ以外のシーンで「風邪をひいてしまって・・・」などと自ら話題にするのは控えましょう。こう言われた相手は、「大丈夫?」と言うしかありません。

また、正直なところ「うつされたら嫌だな」と思ってしまうのが人の常です。いずれにせよ、要らぬ気遣いをさせてしまいますので、殊更にアピールするのは止めておきましょう。

以上、風邪をひいてしまったときのビジネスマナーをお伝えしました。万が一のときに、お役立てください。

今が風邪ひきの真っ最中!という方は、どうぞ1日も早く良くなりますように。お大事になさってください。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。