大切なのは、料理へのこだわりではない

出来合いのお惣菜やお弁当が並ぶ日があるかもしれません。でも、子どもへの思いを“伝えていく”ことで、愛情をひと盛りすることはできます。

普段コミュニケーションが少なくなってしまう分、休みの日に濃厚にかかわることはできます。声を上げることで、助けてくれる人もきっといます。

「『母さんはね、欠点持っているわよ。でも、あんたを愛することに関しては、誰にも負けないわ。』これさえあれば子育ては大丈夫!
どうかみなさん、自分の言い方、やり方に自信を持って子どもに伝えてください」

子どもたちが求めているのは、自分を愛し、支えてくれる“親”の存在です。思いを繰り返し伝えることで、必ず、その思いは子どもに伝わるのではないでしょうか。

 

参考:
厚生労働省 平成17年国民健康・栄養調査報告(2007)
文部科学省 平成23年1月 子どもの生活習慣づくりに関する家庭や企業の認識度及び課題分析調査

【出典】
『発達としての<共食> 社会的な食のはじまり』外山紀子/新曜社
『崩食と放食 NHK日本人の食生活調査から』NHK放送文化研究所 世論調査部[編]/NHK出版
『大丈夫!子育て順調よ! 乳幼児から思春期の子をもつ親へ』熊丸みつ子/かもがわ出版

ライター/女子栄養大学 食生活指導士1級。学生時代からさまざまな体調不良に悩まされたこともあり、健康的な生活習慣について学び始める。現在は専門家を中心に取材活動を行い、おもに食、健康、美容、子育てをテーマにした記事を発信。乗りもの好きな1男の母でもある。