便利をさらにチューンアップするヒント

最後にいくつか、さらに便利にするためのヒントを紹介しておきます。

まず、みずほダイレクト(オンラインバンキング)の一日当たりの出金枠を拡大しておきましょう。初期設定だと20万円だと思いますが、同日に複数金融機関にお金を動かすことを考えると振込上限額を引き上げておくと便利です。

みずほ銀行のスマホアプリはぜひインストールしておきましょう。振込先ショートカットを作成したり、振込をするようにプッシュ通知を行うリマインダー機能もついており便利です。パソコンがなくても電車の移動中に資金移動ができるようになります。

お金を動かす先として、投資をしたい場合の資産運用資金もあります。証券会社の証券口座に資金を移す必要がありますが、これは振込手数料無料のカウント外で可能です。オンラインバンキングの設定があれば、証券会社のサイトのほうから入金手続きをすることで振込手数料が不要で資金移動ができます。

ちなみに、ネットバンクの口座を新生銀行にして、毎月1万円の積立投資信託を購入すると、さらに月5回の他行宛振込手数料無料をゲットすることもできます。両方無料特典を手に入れておけば、どんなに振込が多い場合でも、振込手数料にお金を払う必要はもうないでしょう。

銀行の優遇サービスの判定条件は時々見直されています。みずほ銀行の「おいしい」優遇条件は将来変更されるかもしれませんが、使えるうちに使っておくほうがいいと思います。

特に金額要件がないことは大きなメリットです。投資の勉強だと思って数万円しか投資信託を買わなくても条件をクリアできるからです。

ぜひとも、みずほ銀行を「最強のお金の司令塔」にしてみてください。お金の流れがスッキリすると思いますよ。

やまさき・しゅんすけ 「人生の幸せの問題は、たいていはお金の問題である」という考えのもと、お金と幸せについて考えるファイナンシャル・プランナー(FP)。公的年金制度・退職金制度、投資教育が専門。Twitterでは毎日一言「お金の知恵」をツイートしてます。副業はオタクで、まちあるき、アニメとコミック、ゲーム好き。所属学会は東京スリバチ学会と日本年金学会