少しの工夫で大きな違い!家具家電の配置にも気を付けて!

テレビやステレオなど、音の出る家電を壁側に設置する家庭は多いですが、そういう場合も極力壁から離すように心掛けると、それがかなりの騒音対策になります。理想は壁から50センチ離すこと。部屋が狭くなると懸念する人も多いですが、騒音トラブルを回避するには必要な対策です。

また背の高い家具を壁側に設置すると、家具自体が音を遮断する役割をしてくれますから、効果的だと言います。

騒音のクレームを受けてしまった!そんな時はどうする?

気を付けていてもクレームというものが全くなくなるわけではありません。残念ながら音の感じ方には個人差があり、気を付けていてもクレームになってしまうことがあります。

では、いざ隣近所から苦情を受けた場合にはどうすれば良いのでしょうか。日々騒音のクレーム対応をする賃貸管理のプロに聞いてみました。

万が一自分の家がクレームを受けた場合は、直接クレーム元と解決しようとせず、必ず管理会社を挟むようにすることです。直接のやり取りは感情が入ってしまいヒートアップしやすく、拗れる可能性が高くなります。

ですから、クレーム元から直接クレームを受けた場合も、管理会社を通して受けた場合も、管理会社などの第3者を交えて解決していった方が良いと言えるでしょう。

そこで気になるのが管理会社は本当に仲裁をしてくれるのか、ですが、お互いが納得いくまでの根本解決までは付き合ってくれないのが現実です。管理会社もそこまで暇ではありません。

クレームを受けた場合、まずは「いつ、どの時間帯に、どんな音を発してそれがクレームになっているのか」を管理会社から詳細に聞き出し、本当にその内容が我が家の家族の行動と一致しているのかを分析します。

一致している場合は、管理会社を通して丁重に謝り、早期解決を心掛けましょう。

クレーム元も第3者を通して謝ってもらえば悪い気はせず、大体はそのまま納まるものですが、再発させればまた同じこと。先に挙げた騒音対策をしたうえで、同じことの繰り返しにならないよう、そこは意識したいですね。

このように、騒音問題はとても繊細で難しい問題であることが分かります。小さな子供がいると騒音に対し敏感になりますが、あまり気にし過ぎるとそれがストレスにもなりますから、事前に出来る対策はしたいですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。