働くママにとって、子育てと仕事の両立をうまく行うのに、とても重要になるのが、職場の人たちとの関係。

特によくあるのが子どもの急病やトラブルなどで早退、遅刻、欠勤すること。そんなとき、仕事が途中になってしまったり、自分がいないことで職場の人たちに迷惑をかけたりしてしまう恐れがあります。

そんな状況をどうフォローして、職場の理解と助けを得て、安心して働きながら子どもを安全に育てていくかはとても重要なこと。

そこで今回は、ベビーシッターのマッチングサイト「キッズライン」の採用・企画を務める2歳のママであり、現在2人目を妊娠中のマツダエリさんに、子どもが急病のときによく職場で使うセリフは、実際、現場では使えるのかどうか、アドバイスをもらいました。

まだセリフを使ったことがない人は、参考にしてみてくださいね。

子どもが急病時に職場でこのセリフは使える?

子どもが急病時、早退や遅刻、欠勤などを申し出るときには、次のようなセリフが一般的。

これらのセリフ、実際、使えるのでしょうか? 話すときの注意点とともに、マツダさんにアドバイスいただきました。

1.「今、進めている業務の進捗状況をお伝えします。この案件を引き継いでいただきたいのですが」

マツダエリさん(以下、マツダ)「私もよく使う表現です。今、自分が進めている業務の進捗をチームや上司などにしっかりと伝えることで、チーム全体の仕事の進捗が分かりますし、急がなければならないタスクも分かります。

また、代わりに誰かに託すのか、一旦作業はストップで良いのかも、皆に共有することで判断できます」

このセリフを使うときの注意点

マツダ「早退時は何かと慌ててバタバタとオフィスを出て行かなければならない状況になるかと思います。状況報告したい人がつかまらないという事態も想定できますので、その場合は帰路の電車の中からメールなどで報告するのが良いかと思います」

2.「子どもが寝た後で作業できます」

マツダ「社会の流れ的にも、個人的にも、夜間の作業は好ましくない残業のように感じてしまいます。

ただ、急ぐ業務があり、急な休みや早退を渋られてしまったときには有効な表現かと思います」

このセリフを使うときの注意点

マツダ「子どもの体調不良時はグズったりして思うように作業できないこともあるかと思います。

伝えるときには、もしかしたら子どもの看病で作業しきれないかもしれないということも考え、必ず終わらせる作業と共に、終わるか微妙なラインの作業も合わせて伝えると良いかと思います」