暴飲暴食やアルコール以外にも肝臓機能低下の原因があるのをご存知ですか?
肝臓の役割は、身体に害のあるものを体外に排出することです。だから、身体に害を及ぼすような物質を体内にため込みやすいような生活を毎日送っていると、それらを体外に排出するために、肝臓がフル稼働で頑張らないといけません。肝臓のフル稼働が、肝臓の過労を招き、肝臓疲労を招き、肝臓の機能低下を引き起こしてしまうのです。
肝臓疲労を引き起こす原因になる生活習慣とは?
・過労
疲れた時に体内から排出される疲労物質も、蓄積すると身体の害になります。
・運動不足
運動不足のために、食事で摂取したカロリーを消費できずに体内に脂肪をため込んでしまった場合、余分な脂肪を排出するために肝臓が疲労する。
・過剰な運動
過度な筋肉疲労は、筋肉から疲労物質として分泌されるアンモニアが身体の害になります。
・夜更かしや徹夜
内臓メンテナンスの黄金時間は、2時から4時。この時間に熟睡できていないと内臓のメンテナンスが十分にできずに、内臓の機能を低下させてしまいます。もちろん肝臓も。
(内臓のメンテナンスについて、詳しくは記事「睡眠時間は「5時間」でOK! 美容も健康もバッチリ“良質な睡眠”のコツ」で解説していますのでご参照ください)。
肝臓は、体内をデトックスしてくれる唯一の臓器です。内臓機能の低下は、デトックスの必要性が増大し、肝臓の疲労状態がますます悪化してしまいます。そして、この肝臓疲労がマックスに達すると肝臓が機能低下を引き起こします。
こうなると、肝臓で十分なデトックスを行うことができなくなり、体内に徐々に毒素が廻り始め、内臓機能低下や睡眠不足を引き起こし、エンドレスに肝臓の機能低下を招きます。
肝臓の機能低下を間接的に引き起こす要因もあります
・過剰なストレス
過度なストレスは、自律神経を乱します。自律神経の乱れは、交感神経を活発にします。
交感神経ばかりが活発になると、肝臓の働きをコントロールしている副交感神経が不活発になるので、肝臓機能も低下してしまいます。
また、交感神経が活発になると筋肉を緊張させ、筋肉が凝り固まって血管を圧迫し、ひいては血流不足を引き起こします。
血流不足になると、血液が運ぶ栄養素や酸素が十分に体内に十分に廻らなくなり、内臓全般の働きを弱める結果となってしまいます。肝臓機能はますます低下してしまいます。
過度なストレスは睡眠不足も引き起こします。睡眠中に内臓のメンテナンスが行われますので、睡眠不足では、内臓のメンテナンスが十分になされないため、肝臓に疲労が蓄積します。
さまざまな病気の原因で知られているストレスは、肝臓にも大敵だったのです。