肝臓を元気にするには?

肝臓疲労を引き起こしてしまう生活は、身体を酷使することだということだということをご紹介してきました。このことから、肝臓を疲労させない生活とは、このような肝臓に悪い生活をしないことだということが一目瞭然。すなはち、栄養バランスのとれた規則正しい食事と適度な運動、身体に優しい健康生活が肝臓を元気にしてくれるのです。

肝臓に良い食材というと、豚、鶏、牛レバー、牡蠣、イカ、タコ、ホタテ他魚介類や、わかめ、昆布等海藻類、牛乳、卵、大豆、ゴマ……etcが思い浮かびます。これらの肝臓に良い食材を毎日バランス良く摂取するのが肝臓の元気の源になります。

「毎日となると、なかなか大変!」と思われるかもしれませんが、朝食を和献立にすると意外にとれるんですよ。ご飯に味噌汁の付け合わせに、イカとわかめの酢の物、卵焼きや生卵、鮭の塩焼きを加えたりすると、肝臓に良い食材が朝からまとめてとれそうだと思いませんか。

ちなみに和の朝食は、睡眠に好影響を与える栄養素も含まれていますので、肝臓の休息に必要な睡眠の助けにもなります。さらに、毎日の朝食は内臓を起こし、1日の活力にもなりますので、良いこと尽くしなのです。

最近では、シジミエキスや牡蠣エキスを濃縮サプリメントにした補助食品も販売されていますので、「肝臓を酷使しているかも?」というとき、あるいは滋養強壮のため、食事にこのような肝臓に良いエキスが濃縮された補助食品を加えるのもお薦めです。

筆者の個人的なお薦めサプリは、「ピュアオイスター 120粒海のミネラルたっぷりの牡蠣肉エキス粒」です。今年の夏、筆者が熱中症の予後に、ひどい倦怠感と睡眠不足に悩まされたときに、知人に薦められて、朝晩3粒ずつ飲み始めました。

お盆後から今でも飲み続けていますが、倦怠感も睡眠不足も1週間で改善の兆候が見られ(サプリの効果には個人差がありますので、あくまで筆者の個人的感想です)、今ではすっかり健康を回復し、本当に感謝です!

筆者の場合、血液検査で肝臓の数値が多少上がっただけで、医師も「点滴をして数値が上がっただけ。誤差の範囲だから心配ないから安静にしてなさい」と言われた程度の肝臓疲労でした。でも、その「誤差の範囲」の肝臓疲労が結構つらいものでした。ちなみに筆者はお酒は飲めません。

なお、先述したように健康的な食生活には適度な運動が必要なことは確かですが、二日酔いの時、倦怠感が激しい、体調不良の時は、適度な運動も肝臓疲労の原因になります。

普段から健康に自信があった筆者は熱中症の予後を侮り、「熱中症の後の1週間も安静にしすぎたたから身体もだるくなるのかな?」と体力回復のためにせっせとジム通いを始めた結果、倦怠感が余計にひどくなり、医師に怒られてしまいました。

「継続は力」といいますが、どんなときもやりすぎは「百害あって一利なし」を実感しました。筆者のようにならないように気をつけてくださいね。

おわりに

睡眠不足や運動不足、過度な運動、ストレス、過労が肝臓にダメージを与えているなんて思いもよらないことです。思いもよらぬ大病を引き起こす前に、肝臓に限らず、身体を元気にしてくれる臓器に感謝して、自分を大切に、規則正しい生活を心がけましょう。

そしてたくさん笑ってストレスのない、健康で楽しい生活をしましょう。そして、体調が悪くなったら早めに病院に行きましょう。

そもそも肝臓が元気になると、気分爽快な朝を迎えられ、1日元気に活発に生活できるようになります。それだけでもその毎日が楽しく送れそうですね。

健康な身体だけでなく、美容効果ももれなくついてくると思ったら、好きなお酒、タバコ、夜更かしも控えるきっかけになりそうですね。

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。