葛飾北斎、喜多川歌麿…
世界中で愛される「版画」
3階には「版画の傑作」が展示されています。
菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎など、有名な浮世絵師の春画作品もまとめて見られます。
タコが海女に絡みついた絵は、葛飾北斎『喜能会之故真通』の中にあります。北斎の奇抜な発想は、見る者をあっと驚かせます。タコとキスをする海女の表情が艶めかしいのも印象的です。
菱川師宣が描いたとされる絵本もありました。あらゆる愛の形を描いたこの作品は、江戸時代の文化を知る上でも重要な資料と考えられます。展示で見られるのはほんの数ページですが、全ページ見たくなりますね。
「浮世絵はとっつきにくい」と考える人でも、春画を見ればその魅力が分かります。学校の教科書などで見る名作とは違う、ユーモアとエロスを楽しめる傑作の数々でした。
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