――俳優人生の最大のターニングポイントはやはり、『奇皇后…』のコルタ役?

ある日、『奇皇后…』の出演のお話をいただいてお受けしたんですが、全50話もある大作なので、できれば長く出演するキャラクターでとお願いしました(笑)。そしてコルタ役で出演することになりました。でも、20話が過ぎるあたりで作家に呼ばれ、『重要な役があるんですが、それをコルタにしたいと思っています』と言われたんです。その秘密は、監督と作家、私だけが知っていました。あとから台本ができたとき、現場は大騒ぎになりました(笑)。チ・チャンウクさんやハ・ジウォンさんなど全員が驚いて、ひっくり返りそうになったほどです(笑)。ただの宦官だと思っていたのに……あんなどんでん返し、インパクトが強いですよね(笑)。

――10月16日(金)~18日(日)の3日間、長崎・佐賀・福岡の3都市で開催する「ドラマフェスティバル in 九州」にゲスト出演しますが、心境は?

電話をいただいて、『本当? 私が? なんで?』という言葉ばかり繰り返しました。信じられませんでした。まるで、どこかの映画祭で受賞したような気分でした。俳優として招待されてフェスティバルに行くこと自体がとてもうれしかったです。俳優としての歩みを遅く始めたので恐れもありましたし、焦る人生がほとんどだったのに、本当に大きな慈雨が訪れたような気持ちです。幸せです。私にもこんな日が来るだなんて(笑)。

――イベントでは、俳優チョ・ジェユンの魅力をどのようにアピールしますか?

正直、容姿も雰囲気も硬くて強いイメージなので、悪役を演じることが多かったのですが、実際はもっとソフトな人間です(笑)。だから、今回のフェスティバルではこれまでの強いイメージではなく、柔らかくてもっとユニークな面ももう少しお見せしたいと思っています。たくさん期待していてくださいね!

Profile
1974年9月15日生まれ。'07年ドラマ『キッドギャング』でデビュー。『イ・サン』('07)、『ヒーロー』『追跡者(チェイサー)』('12)、『チョンウチ(田禹治)』『九家の書~千年に一度の恋~』『モンスター~私だけのラブスター~』『剣と花』('13)など数多くの作品で名脇役として活躍。'13年ドラマ『奇皇后―ふたつの愛 涙の誓い―』のコルタ役で大きく注目を集め、人気俳優として愛されている。 

 

「ドラマフェスティバル in 九州」公演情報

2015年10月16日(金)
長崎県佐世保市・アルカスSASEBO 中ホール
18:30開場/19:00開演

2015年10月17日(土)
佐賀県神埼市・神埼市千代田文化会館 はんぎーホール
13:00開場/13:30開演

2015年10月18日(日)
福岡県福岡市中央区・スカラエスパシオ
13:00開場/13:30開演

料金 全席指定-5,000円(税込)  
TEL:0570-02-9999(Pコード:630-142)
(チケットぴあ店頭、セブンイレブン、サークル K サンクス)
http://w.pia.jp/t/k-dramafes/ (PC・MB共通)
主催:韓国コンテンツ事業者協議会  
後援:韓国コンテンツ振興院

<出演者>

チョ・ジェユン(『奇皇后…』のコルタ役) 
1974年9月15日生まれ。舞台演出の仕事を経て、周囲の勧めで自らも舞台に立つように。03年、映画『英語完全征服』でデビュー後、映画を中心に活動していたが、12年のドラマ『追跡者〔チェイサー〕』で主人公に協力するヤクザを演じて知名度を上げた。これ以降『チョンウチ』(12)『九家の書~千年に一度の恋~』『モンスター~私だけのラブスター~』(13)『ライアーゲーム』(14)など多くのドラマで活躍。舞台活動も精力的に行っている。

 

ZERO(『美しき日々』挿入歌を歌唱)
1972年5月14日生まれ。'94年にバンド「ISSUE」のボーカルとしてデビューし、'98年に"サイバー歌手ADAM"として顔を出さずに歌手活動を開始。'01年のドラマ『美しき日々』の中でリュ・シウォンが演じた覆面歌手ZEROの曲『約束』を歌ったことから、彼の歌声に注目が集まり、'04年から日本でも活動を始めた韓流歌手の草分け的存在。'11年に『もう好きになってはいけない』でメジャーデビュー。ライブ活動を日本全国で毎年活発に行っている。
 

 

<司会>

田代親世(10月16日)
韓流イベント司会のほか、テレビ、雑誌、Webなど幅広い媒体で韓国エンタメナビゲートの第一人者として活躍中。2005年、韓流ブーム拡散に寄与したとして韓国観光公社より感謝牌を贈られる。現在はCS放送「衛星劇場」の「田代親世の韓流総決算」を始め、韓国ドラマ、ミュージカル番組の解説等ナビゲーターを務めている。著書は『恋する韓流』(朝日新聞出版)、『韓国ドラマが教えてくれる心が強くなる40の言葉』(中経出版)他多数。脚本映画に『台北に舞う雪』がある。

 

古家正亨(10月17日・18日)
1974年5月22日生まれ。北海道北見市出身。韓国大衆文化ジャーナリスト。韓国観光名誉広報大使を務める。ラジオDJとして、テレビVJとして、そして、韓流イベントのMCとして活躍中。また、恵泉女学園大学講師、北海道科学大学 客員准教授、帝塚山学院大学 客員教授も務める。さらにK-POPレーベル「OLDHOUSE」主宰 オールドハウス株式会社 代表取締役。著作も多く、「古家正亨の韓流塾」(ぴあ刊)は、韓流ショービズ界を目指す人の必読書。

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