一方、日本の母親はどうでしょうか?

恋愛時代には、きっと夫婦で過ごす温かい家庭を夢見ていたことでしょう。

でも、実際結婚すると、妻として世話を焼きたいと思っても夫はほとんど家にいません。

妻としての愛情はやがて、夫の身代わりとして息子に注がれるようになるのです。

手のかかる息子、2タイプの母親

人には誰でも、自分の存在を認めてほしいという欲求があります。自分を必要としてくれる人がいると、その人のために頑張れるものです。

家庭に入って母親となれば、誰よりも子どもが自分を必要としてくれますね。

女の子の場合は、幼児期から母親のすることに興味を持ち、母親の真似をするようになります。そのため手がかからなくなるのも男の子に比べて早いです。

自分の身の周りのことは自分でできるようになり、母親を助けようとさえしてくれます。
もう母親の助けは必要なくなってしまうわけです。

ところが、男の子は、女の子と違って、自分の身の周りの家庭的なことにはまったく関心を持ちません。

むしろ、母親がやってほしくないようなイタズラばかりするようになります。息子には、とても手がかかるのです。

そこで、母親のタイプが二つに分かれます。

手がかかる関係から早く逃げ出したいと思う母親と、いつまでも自分を必要としていてほしいと思うタイプです。

自分にやりたいことがあったり趣味を持っている母親は、息子であろうと娘であろうと早く自立させたいと望むでしょう。

でも、自分の趣味もなく、子どもだけが生きがいになっている母親は、子どもに依存するようになるのです。

「私がいないとダメなんだから…」と手取り足取り世話を焼く。無意識のうちに、一人では何もできないように育ててしまうのです。

なぜなら、そうすることで、自分の存在価値を強く意識できるからです。

でもそれは、誰にとってプラスなのでしょう? 


母親の接し方は、その後の子どもの生き方や人生に大きな影響を与えます。

さて、もしあなたが息子を持っているとしたら、今のあなたの接し方は、息子のためになっているでしょうか?

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」