もうお目にかかれない
300点もの貴重な「ふろく」が!
一階と二階に分けられて展示されている「ふろく」は、古いものから比較的新しいものまで幅広く展示されています。その数なんと300点!!
ふろくの展示はA子先生のものだけではなく、「少年倶楽部」などの古い少年誌から「少女クラブ」や「なかよし」のものなどまでありました。それでは、A子先生のふろくからご紹介。
先生の手掛けたふろくは、当時のふろくに大きな影響を与えたそうで、いわゆる「ファンシー」なグッズは、あのキティーちゃんよりも早かったと言われているそう。
しかもこのふろくは、OLや男性読者からも人気が高かったそうで、あのリリーさんも江口さんも集めており、組み立てて部屋に飾っていたのだとか。
じっくり見たい!
精巧すぎる当時のふろく
自分の世代のふろくや古いふろくを見比べれば、その頃の時代背景を感じ取ることができます。
壁面に飾ってあるのが男の子と女の子のすごろく。昔はお正月と言えば「すごろく」だったそうですが、昭和後期は「トランプ」や「タロット」がついてきた記憶があります。
子供の本のふろくに天皇陛下と皇后様のブロマイド……その頃の教育が分かりすぎてヤバい(笑)。
デアゴスティーニもビックリな戦艦も!!
しかもこの戦艦、当時まだ接着するのりは米を練って作っていたそうですが、粘着力が弱いので、差し込んで組み立てるようになっているんだとか。これはきっと親に作ってもらうことを前提にしたふろくに違いない。
そして親も「仕方ないなぁ」と子供のためと言いつつ自分も楽しむ。サザエさんのストーリーにありそうな光景が思い浮かびます。
防毒マスク!? これも時代背景?(笑)
少年誌のふろくは、戦争を思わせる軍艦やゼロ戦などから、「未来」や「宇宙」などを意識したふろくが幅広く付けられていました。
あまりに少年のふろくがすご過ぎてスルーできませんでしたが、もちろん少女のふろくもたくさんあります。
「内藤ルネ」や「松本かつぢ」などのレトロなイラストがカワイイふろくもいっぱい並んでいるので、一つ一つじっくりと見てしまうこと間違いなし!!
あっ!!
「ミネラ~ル む・ぎ・ちゃ♪」の松島トモ子さんを発見!!
あっ!!
デラックススターセットだっ!!
……などなど、凄く見応えがあるので、たっぷり時間があるときに来館することをおススメします。