値上げ! 品薄? いつ受ければいい? 予防接種2015
インフルエンザにかかりにくくする、またはかかっても症状を軽くするために受けるのが予防接種。多くの病院が10月1日から接種を開始しているようです。
また、2015年~2016年シーズンから、これまでの「三価ワクチン」から「四価ワクチン」に変更されることになりました。
これまでの「三価値ワクチン」には、A型であるパンデミックH1N1とH3N2、そしてB型であるビクトリア系統あるいは山形系統のいずれかから1種類ずつ、計3種類のウイルスが入っていましたが、「四価ワクチン」となり、B型インフルエンザのワクチンを1種類追加することによって、B型インフルエンザへのさらなる対応が期待されています。
インフルエンザのワクチンの種類が追加されたことにより、昨年より予防接種の価格が1.5倍ほど上がっているという報告もあります。
ただ予防接種は自由診療にあたり、その価格は各医療機関で決めることができるそうなので、実際の価格はかかりつけの病院にお問い合わせください。
また、ニュースでインフルエンザワクチンの高騰や品薄についての報道がありましたが、2015年10月21日には、厚生労働省は「必要な量を供給できる見通しである」と発表しています。
つまり予防接種の価格の値上げの可能性はありますが、予防接種が受けられない!ということはないようですね。
予防接種を受けても抗体がつくられるまでに1週間から2週間かかります。また効果は約半年とのことですので、予防接種を考えている人は、流行前に抗体をつくりたい場合は10月中、ピークに合わせるなら11月頃~12月の上旬に受けるとよさそうです。13歳以下の子どもなど、2回受ける場合はタイミングのご確認を。
予防しよう
できることなら、インフルエンザにかからずに乗り切りたい!インフルエンザに対する予防策をご紹介します。
- 人ごみを避ける
- マスクをする
- 手洗いうがい
- 加湿
この予防策には特に難しいことは無く、風邪など他の病気にかからないためにも基本中の基本といった感じですね。でも、だからこそ毎日しっかり行って、インフルエンザの予防をしていきましょう。
これから数ヶ月後には、インフルエンザ流行のピークを迎えます。「インフルエンザ」の話題は、毎年のことではありますが、ウィルスが変異していく中で、毎年、少しずつ形が変わっていたり、新型が出現することもあります。厚生労働省の発表や医療機関の情報を確認しながら、インフルエンザにかかったり、さらに重症化させないためにも、予防することが大切ですね。
参照
国立感染症研究所
インフル・ニュース (第一三共株式会社)
東京都感染症情報センター