お気に入りのヘボコンはどれ? 過去の作品を紹介

東京デザインウィークのロボット館には、ヘボコンのブースがあります。さまざまなイノベイティブなロボットや関連技術が展示されているなか、ヘボいロボットたちが並んでいます。

展示されている公式コメントとともにご紹介しましょう。

オートねこ車 コノエダさん作

猫が転がるおもちゃに木枠をつけて突撃力を増したもの。工具を探すのを面倒がり、電池ボックスに銅線をねじって留めたため、接触不良によりピクリとも動かず1回戦敗退。

たこ山デラックス 町田素晴さん作

小学生が開発したロボット。左右の触手がすぐもげると評判。頭上のプリント基板はもちろん飾りで、ボディの中には市販のラジコンが入っている。

素熊 MAKE部部員Aさん作

ペットボトル製で世界初の「飲めるロボット」をコンセプトに開発されたが、夏場に生水を入れたまま長期間放置してしまったため、結局「飲めないロボット」に。

AIBO 西尾萌夏さん作

目を光らせながらにじり寄ってくる悪夢のようなロボット。名前が図々しい。ボディにプリント基板ぽいパターンが印刷されているがただの模様であり、実際は木製。

V8 Naさん作

ポンプ操作で跳び跳ねるおもちゃのカエルを8体装着したロボット。前進するためには8つのポンプを同時に操作する必要があったが、人間には不可能な動作であり1ミリたりとも前進することはなかった。

コピーロボット すずえりさん作

電力を使わず、「重力エネルギーエンジン」を搭載。たいそうな名前だが、実際には下り坂から発車しその勢いで突撃するだけ。必殺技は「録音」。

……。どうですか! この斬新なロボットたち。まともに戦えるとは思えないロボットばかりでしょう。でも、これがヘボコンなのです!!

トーナメント開始。だがしかし……

10月24日の大会は、午後1時30分に集合。しかし、集合場所であるロボット館には人はまばら。ゆるい感じです。

トーナメント表は模造紙に書きます。出場者は受付時にくじをひき、出場順を決定。

しかし、トーナメント表は埋まらず……。一人は法事とヘボコンが重なり、ヘボコンを優先しようとしたところ離婚問題に発展しそうになり欠場。あとの一人は遅刻。大会が始まる前からヘボコンは始まっているのです!

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