ヘボコン流“優勝者”はちょっと変わってる!?
1回戦が終了後、会場を移して2回戦です。2回戦以降の会場は、会場内のカフェスペース。
あまりにもオシャレ空間なため、ヘボコン参加者はこのカフェ内に入れず、遠巻きに立っている人も。
場違いな感じですが設営完了。ここでまた戦いが繰り広げられます。
初めてヘボコンを見るお客さんもいましたが、結構盛り上がっておりました。
いやー、ヘボい! ヘボくてお腹痛くなるくらい笑いました。さすがヘボコン!
今回のヘボコン優勝者は……!?
トーナメントは、店長さんの「自然との調和」が優勝しました。準優勝は胡桃木さんの「パオちゃん8歳」でした。おめでとうございます。
しかし、ヘボコンはトーナメントの勝敗はあまり関係ありません。本番はこれから。参加ロボットをずらりと並べて、どれが一番ヘボいのかをお客さんと参加者が投票して、一番ヘボいロボットを決めます。実はこれがメインイベントなのです!
みなさん、ステージに集まってじっくり鑑賞。どれもこれもヘボいんですが、ここからBEST OF ヘボいに投票するわけです。
そして投票結果の発表。まずは今回の審査員であるタミヤから、特別賞の発表です。ドロドロドロドロドロドロドン!
「ピコハンカー」です! 唯一の小学生参加者たけぽんさんが、手動でピコピコハンマーを動かす姿にみなさんが感動したようです。今後もヘボコン道を突き進んでください。
そして投票第2位は、松島敬典さんの「おしゃれロボット」です。最初載せていたノルウェイの森が紛失するというアクシデントに見まわれながらも、そのおしゃれ力が下がることはなかったところが勝因でしょうか。
最後に、投票第1位の発表です。なんと、大遅刻してきた木下誠さんの「つばさくん」です! パチパチパチパチ。優勝者には、小学生が作ったトロフィーが授与されるのがヘボコンの習わしですが、今回はデイリーポータルZ編集部古賀さんの娘さん(幼稚園生)の作ったトロフィーが授与されました。おめでとうございます。
このつばさくん、決勝の会場では戦っていないため、動いているところを見た方が少なかったわけですが、その弱々しい佇まいにヘボコン臭が漂っていたため、選ばれたようです。
木下さんは、つばさくんを当日のお昼から作成。およそ1時間で作り上げたそうです。ちなみにロボット制作は初めて。説明書を見ながら作ったそうですが配線を間違え、逆走しかできなかったそう。しかも、配線のパーツを紛失してしまい、無理やり配線をしたところ電力が弱くなり、ほとんど走れないという状態でした。
大遅刻をしたのは、会場で迷ってしまったため。初戦敗退後、心が折れて何度も帰ろうとしたそうですが、最後まで会場に残っていて本当によかったと、笑顔で答えてくれました。