「褒める」と「叱る」がしつけの大切な調味料!
乳幼児期には、「目につくのは叱るべき行動ばかり」とため息をついているママも多いことでしょう。だからいつも叱ってばかり。
でも、よく考えてみてください。子どもは日々成長しています。そこに目を向ければ、褒めるネタもいっぱいあるのです。
さて、どんな風に褒め、どんなふうに叱るといいのでしょう?
「褒める」と「叱る」のメリハリを利かせる
よく目にするのは、子どもが悪いことをしているのに、「そんなことしたらダメでしょう」とやさしく声をかけている親です。褒めている時と声のトーンがまったく変わりません。
まだ言葉も十分理解できない乳幼児に、やさしく説得を試みても理解できるはずはないのです。叱る時は、叱られているとはっきりわかるように、声のトーンを変えてガツンと注意しましょう。それで、子どもは、今の自分の行動がしてはいけないことなのだと理解できるのです。
「褒める」と「叱る」のバランスを取る
乳幼児には、しっかり叱って、してはいけないことを教えましょう。
でも、昨日までできなかったことができたとか、注意したことが守れたとか、子どもなりに頑張っていることにも目を向けて、褒めてあげましょう。
叱ってばかりいる親は過干渉になりがち。褒めてばかりいる親は過保護になりがち。どちらも子どもにとってはマイナスです。叱るより褒める回数を2,3倍多くすることがコツ。
良い面もちゃんと評価されていると、悪い点を指摘されても素直に聞けるのです。
子育てには「こうだからこう」という方程式はありませんが、確実に言えることは、「褒める」と「叱る」は、糖分と塩分のように、どちらもなくてはならない大切なものなのです。
専業ママは、保育士さんにはできないようなこともいっぱいできるのです。乳幼児期は大変ですけど、アッと言う間です。ぜひ子どものダイナミックな成長を楽しんでくださいね。