水分不足は免疫力低下も引き起こす?

冬はエアコンで乾燥した部屋にいることが多いにも拘らず、仕事や雑事で忙しくしていると、無意識のうちにストレスや緊張で交感神経が活発になり、自律神経が乱れがちです。

さらに緊張すると、人は無意識のうちに汗をかきますので、水分を一切取らずに集中して雑事に追われていると、自律神経のバランスも体内のバランスも崩れてしまいます。

ところで、免疫細胞は腸内でつくられています。だから、免疫力を高めるために腸内環境を整えることも大切です。

排便を促す腸の水分調節は、自律神経が支配していますので、腸内環境悪化を改善しないと、免疫力も低下してしまうのです。

それに、腸内環境の悪化は免疫力低下を招くだけでなく、内臓機能の低下、ひいては基礎代謝の低下も引き起こします。体内のデトックス効果も悪化して腸内環境は一層悪くなって、身体も太りやすくなり、免疫力は下がり、むくみやすくなって、冷え症にも悪影響が……。

こんなふうに、腸内環境の悪化は、未病のデパートのような身体をつくりだすようなものです。しかも腸内環境悪化で免疫力も低下してくるので、一冬にインフルエンザや風邪に何度も体調を崩す結果になることも。

インフルエンザの予防接種を受けたというのに、インフルエンザにかかってしまったような場合は、免疫力の低下を疑う必要があります。

ストレスをなくし、意識的にティータイムをとるように心掛けましょう。コーヒーよりも、身体を温める効果が高い紅茶・ホットミルクティーやココアの方が、がおすすめです。

 まとめ

忙しい人ほど落ち着く必要があります。焦れば焦るほど無駄な動きが増えるものです。
「腹が減っては戦ができぬ!」よりも「とにかく何か飲んで落ち着こう!」という言葉を覚えておいてくださいね。

何をするにも身体が資本です。健康も美容も睡眠も全て自律神経がカギを握っています。自律神経の乱れやすいストレス社会であるからこそ、水分補給で自律神経を整え、病気知らずで快適に冬を乗り切りましょう。

もちろん、栄養バランスのとれた規則正しい食事をとることも忘れずに!

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。