日常の暮らしの尊さを次世代に繋げる特別番組

「#(ハッシュタグ)あちこちのすずさん」というキーワードが生まれたのは去年8月、NHK「クローズアップ現代+」にて、『この世界の片隅に』の主人公・すずさんのように、恋やオシャレ、食べ物といった日々のなにげない暮らしを工夫して紡ぎながら 、戦時中を懸命に暮らしていた人たちのエピソードがSNSで全国から集ったことがきっかけでした。

遠い過去の話だと思われがちな戦争を身近に感じてもらうことで‟平和への想い“や‟戦争の記憶”を次世代につなげていこうという呼びかけに大きな反響が生まれ、番組には2000を超えるエピソードが寄せられました。

そして今年、より幅広い世代にも想いを届けるためにNHKの様々な番組が連動。

10〜20代に人気の「らじらー! 」(ラジオ第1)、子育て世代に多く見られている 「あさイチ」(総合テレビ)、 働き盛りの世代を中心に支持を集める「クローズアップ現代+」(総合テレビ) 等、様々な世代に向けた番組で、NHKスペシャルの放送に向け「#あちこちのすずさん」の投稿を呼びかけつつ、放送当日は各番組から出演者が集います。

こうして、各番組やSNSなどで募ったエピソードを片渕須直監督の全面バックアップにより、アニメーション制作会社MAPPAがアニメ化する企画も進行しています。

さらに、「戦争体験の風化」という社会問題に対して、記憶と記録をアーカイブし未来へ残す必要性を考え続けてきたYahoo! JAPANがこの取り組みに賛同。

「#あちこちのすずさん」というキーワードをともに使用しながら、Yahoo! JAPAN独自のコンテンツを発信しつつ、“戦争の 記憶”をつなげる試みに挑戦します。

戦後74年。そして、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開を12月に控える今夏。

『この世界の片隅に』そして「#あちこちのすずさん」を通し、ささやかな日常の暮らしの尊さや平和への静かな祈りを、次世代に繋げていきます。

新作は12月公開

映画『この世界の片隅に』を原型とした新しい物語が生まれます。

新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が2019年12月20日(金)劇場公開。

『この世界の片隅に』に、原作の魅力的なエピソードの数々を散りばめた新作です。

すずを取り巻く人々の「さらにいくつもの人生」がより深く描かれることによって、私 たちは知ることになります。

すずの中にあったほんとうの感情を。

そして誰もが誰かを想い、温かく哀しい秘密を抱えていたことに。

たおやかな愛に満ちた新たな物語が、この冬、深く沁みわたります―

STORY

広島県・呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難 を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるものの呉ではじめて出会った同世代の女性 に心を通わせていくすず。しかし、ふとしたことをきっかけに、すずは周作とリンの過去に触れてしまう。

すず、リン、そして周作。それぞれが内に秘めた想いを抱えながら、日々を懸命に生きていた。

そして昭和 20年の夏がやってくるーー。

ぴあ×グッドスマイル ロジスティクス&ソリューションズによる、アニメやゲーム、2.5次元といった”キャラクターたち”を軸にした記事・リサーチ、動画、ストリーミング放送などの、さまざまなコンテンツを展開する新サイト。