STEP2 表面のたれを拭き取る

キッチンペーパーで軽く拭き取る 提供:エバラ食品

お肉の表面についたたれを、キッチンペーパーで軽く拭き取ります。こうすることで、焦げの防止につながります。

STEP3 強火と弱火を使い分けて焼く

強火と弱火を上手に使って焼きます 提供:エバラ食品

フライパンを温め、うすく煙が出てきたら一度火を止め、油を引きます。

再度火をつけ、強火で30秒焼き、弱火にして1~2分焼きます。

その後、お肉を裏返し、同様に強火で30秒、弱火で1~2分焼きます。

※牛肉の厚さが1.5cmで、ミディアムに仕上げる場合を想定

ポイント

お肉をやわらかくジューシーに仕上げる焼き方のポイントは、お肉の中心温度が65℃を越えないようにすることだそう。

なぜなら、お肉は加熱しすぎると、お肉の中のコラーゲンが収縮し、大切なうまみである肉汁が出てしまい、硬く縮んでしまうから。

焦がさず中心までゆっくりと熱を伝えるために、強火と弱火を使い分けましょう。

STEP4 お肉を休ませて、肉汁を閉じ込める

提供:エバラ食品

両面を焼いたら火を止めます。

フライパンからお肉を取り出し、アルミホイルで包むか、または火を止めたフライパンの上で約2分休ませます。

提供:エバラ食品

お肉を休ませることで、肉汁がお肉の全体に行き渡り、カットしたときの肉汁の流出が抑えられ、ジューシーなステーキに仕上がります。

ポイントをおさらい

田中さんに教えていただいたポイントは、なんといっても焼肉のたれで漬け込むこと。

また、お肉を焼いたときに生まれる食欲をそそる香りは、アミノ酸と糖が引き起こすメイラード反応によるもの。糖やアミノ酸を多く含むたれに漬け込んだお肉を焼くと、そのメイラード反応が活発に起こり、食欲をそそる独特な香りがたくさん生み出されるといいます。

味や、やわらかさだけでなく、香りにも効果があるのですね!

もちろん、焼く時の温度や、時間の管理も重要。まずは教えていただいた方法を、忠実に試してみてくださいね。

せっかくのお肉、おいしく食べたいですよね。

お肉のプロに聞いた、やわらかくいい香りのステーキが焼ける「漬けワザ」、ぜひお試しください!

料理研究家。元お菓子メーカーの社員の32歳。カンタンで、知っておくと便利な料理情報の紹介から生活に役立つ知恵まで家事の幅広い情報を発信する。「とまり木のコラム」の家事・料理を担当。