先日、輸入牛が安くなっていたので、ラッキー! とつい2パックも買ってしまった、隼人です。
まずは1パック、色々と試行錯誤してステーキを焼いてみたのですが、お肉がちょっと硬くて残念な仕上がりに……。
残りの1パックはおいしく食べたいとリベンジに燃えています!
輸入牛って安いけど、焼くと硬くなってしまうこともありますよね。そんな時、お肉をやわらかく焼くことができる裏ワザがあるんです。それが「漬けワザ」!
今回は、焼肉のたれ『黄金の味』などで知られる、エバラ食品工業株式会社の担当者さんに、明日すぐに試したくなる「漬けワザ」レシピを教えてもらいました。
今回お話をお伺いするのは、焼肉のたれ『黄金の味』などで知られる、エバラ食品工業株式会社・コミュニケーション部の田中敬二さん。バーベキュー上級インストラクター/お肉検定1級の資格を持つ、まさに“お肉のプロ”です。
そもそも、「輸入牛」ってどんな特徴があるのでしょうか?
田中さん「国産牛と比較して輸入牛は赤身が多いことと、厚切りのお肉が多いのが特徴です。また、たんぱく質や鉄分が多く脂質が低いという特徴があります。
例えば、牛の種類や部位によって多少変わりますが、ステーキでよく食べられるサーロインやリブロースの栄養成分をみると、和牛よりも輸入牛の方が約1.5倍もたんぱく質や鉄分が多く含まれていることがわかります」
ヘルシーな赤身のお肉は、やっぱり厚切りで豪快に食べたい! おいしく焼ける方法、やっぱり知っておきたいですよね。
「漬けワザ」調理で、失敗しないおうちステーキの焼き方
さっそく田中さんに、お肉をやわらかくおいしく焼ける裏ワザを教えてもらいましょう。それが「漬けワザ」。一体どんな方法なのでしょうか?
STEP1 お肉を焼肉のたれに漬け込み、常温に戻す
まずは、ジッパー付きの袋にお肉と焼肉のたれを入れて、手で軽くお肉を押さえながらもみ込み、30分ほど寝かせて常温に戻します。
焼肉のたれの量は、お肉の重量の20~25%が目安だそう。
お肉を冷蔵庫から出してすぐに焼き始めると、表面のみを急激に加熱することになり、お肉の内部の温度がなかなか上がりません。その結果、表面だけが焦げてしまうので注意が必要です。
ポイント
焼肉のたれで漬け込むと、たれに含まれる有機酸の働きにより、筋繊維にすき間が生まれ、そこに糖やアミノ酸が入り込みます。
そうすることで保水性が増し、肉汁の流出が抑えられ、焼いた時にジューシーでやわらかいお肉に仕上がるのだそうです。