「味わいながら食べる」ので、食べ過ぎない

ストレス発散のため、ついつい過食に走ってしまう、という人も多いのでは。金さんはどうなのだろう?

「ストレスといえば、ブログに書くことですかね(笑)。美味しいものを食べて終わり、ならいいのですが、後でそれを書かなければいけないというのが・・・。

でもストレスで食べ過ぎたり、とかはないですね。何を食べて、どう感じるかを考えながら食べているので、例えばバイキングなどに行っても、同じものを大量に食べることはないですいろいろな種類を少しずつ、おいしく味わい、そして残さずに食べます。

食べること自体にストレスはないです。仲間と美味しいものを食べて、楽しさを共有できていますし。

・・・ときれいにまとめてみましたが、隠れて乱れた生活をしていたりして(笑)」

食欲が爆発しそうなこんな場面でも・・・©KIM SUNGHEE All Rights Reserved.
きっと、2つも3つもとったりなんてしない。
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プロだから、別腹だってコントロールするのだろうし・・・
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量より質、をとるに違いない!?
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いろいろな種類を味わえるよう、1つのものでお腹いっぱいにしない。1つひとつの料理を、口の中で十分に味わいながら食べるから、おそらく意識せずとも、「無駄に食べる」ということが、あまりないのではないだろうか。

ストレスを感じていると味の感じ方が鈍り、それが過食の原因になることもある。ストレスを感じる時こそ、美味しいものをゆっくり、味を感じるようにしながら食べると、その美味しさによってストレスが緩和され、予定外の食べ過ぎを防げるかも!?

味覚の変化や刺激には「リセット」対応

味の感じ方は、体調によっても微妙に変化する。それは自分ではなかなか気づきづらい。

「たまに実家に行って両親にお味噌汁を作ったりするのですが、同じ出汁で作っても、『味が濃い』と言われるときがあります。そういう時は、自分でも塩分のとり方を調節するようにしますね。

それから、辛いものを食べた後には、酸味のあるものや甘いものを食べたり、乳製品を食べて口の中を中和させたりします。

あとは、お茶を飲んでリセットします。緑茶やハーブティーなど、料理とのマリアージュで種類は様々ですが、体を冷やさないよう、夏でも温かいものを飲みます。冷たくするより温かい方が、より味を感じられる、ということもありますし」

料理の味をしっかり、おいしく味わうためには、鋭い味覚を保つ努力は欠かせない。味覚が正常であれば、薄味でもおいしく感じられ、少量でも十分満足できる。それが、長い目でみれば、美容と健康に直結していく。