近年耳にすることが増えた「毒親」。子供に悪影響をもたらす親として、少しずつ認知されてきている存在です。

しかし、毒親自身は自分が毒親であることを自覚しているケースは少ないもの。毒親とされる方の多くが「自分は毒親ではない」と思っています。

そこで、今回は毒親の特徴についてご紹介。「もしかして私って毒親…?」と心当たりがあるママはぜひ、自身と照らし合わせてみてください。

そもそも毒親とは

毒親とは、「子供にとって毒となる親」のことです。「毒」という表現からも分かる通り、子供にとって悪影響な存在。近年問題視されています。

毒親に育てられた子供は「自己肯定感が低い」「自分で物事を決められない」「他人の目が気になる」「感情表現が乏しい」といった性格になるケースが多く、大人になって生きづらさを抱えることも珍しくありません。

毒親の多くは、「子供のため」を主張していたり、「自分の思い通りであること」を理想としている傾向にあります。

子供の自主性を低下させてしまうことにつながり、将来の可能性を狭めてしまうことになるかもしれません。

毒親の特徴

毒親にはどのような特徴があるのでしょうか。さっそく以下を見ていきましょう。

子供に過干渉すぎる

毒親の特徴の一つが「子供に過干渉すぎる」というものです。

子供が失敗をしないように先回りして物事を進めたり、子供の意見よりも自分の意見を優先させることはありませんか?

例えば、「あの友達よりもこっちの友達と交流したほうが良い」「選択教科はこっちにしておきなさい」など、子供の意見を尊重できない場合は毒親の可能性があります。

子供にとって「失敗」は人生において重要な経験。親としては、子供に失敗してほしくないという気持ちがあるものですが、自主性を損なわないためにも一歩下がって見守ってあげることが大切でしょう。

子供の希望や意見を頭ごなしに否定

「ダンスを習うなんて無駄だからやめなさい」「英語の方が将来役立つからピアノを習うのは諦めなさい」など、子供の希望や意見を頭ごなしに否定するのは毒親の特徴です。

子供と向き合って話し合う習慣が少なく、基本的に子供の進路や教育、趣味などは親の言いなりとなっていることがほとんど。物事の決定権は全て親にあることから、子供はだんだん自分の意見を言えなくなってしまいます。

頭ごなしに否定するのではなく、きちんと子供と向き合って話し合うことが大切。そして、ママ自身が妥協できる部分はないか、子供の意見を尊重できるようなポイントは無いかなどを模索してみてください。