3.「もっといい人がいるかも」とキープ状態だった
「すごく仲良しな男友達がいて、飲み会に一緒に参加したり休みの日はクルマで遠出したり、周りからは『付き合っているんじゃないの?』と言われるくらいでした。
彼のほうは、ほかの女友達より私を優先してくれるし疲れているときも会ってくれるし、恋愛感情を持ってくれているのかな?と感じることが多かったです。
でも、そのときの私は『この人とうまくいくんだから、ほかにもっといい人がいるかも』と自分がモテるみたいにうぬぼれていて、彼と会いながらも黙って合コンに行ったり友人に紹介を頼んだりしていました。
それを知った彼からの連絡が減り、会うことがなくなって寂しかったけど、『どうせ誰かと出会えるし』なんてまだ勘違いしていましたね……。
彼よりいい男性とはいまだに知り合えないまま、どうしてもっと大事にしなかったのだろうと後悔しています」(33歳/総務)
特定の異性と仲良くできて、彼からも好かれているのを感じると自分が「モテる女」のように感じてしまう。
でも、それは彼が大切にしてくれるから思えるのであって、ほかの「もっといい男」を求めても誰とでもうまくいくわけではありません。
それを忘れて彼をないがしろにすれば、離れていかれるのは当然です。
4. 「自分からは告白しない」と意地を張っていた
「趣味が同じでふたりでいても全然飽きない女友達がいて、県外のイベントに泊まりで行けるくらい仲が良かったです。
俺のほうはできれば付き合いたいなと思っていたけど、彼女はほかにも仲良くしている男友達がいて、俺から離れていかないように必死で会う約束を取り付ける感じで。
彼女が俺を頼ってくれて、ほかの男友達より俺を優先してくれるのは嬉しいんだけど、何だか俺からばかり行動しているのが悔しくなったことがありました。
『好きならあっちから好きって言うはず』なんて思ってしまって、自分からは告白しないと意地を張っていました。
ある日、『もうすぐ私の誕生日だから一緒に祝ってほしいな』と言われ、気持ちを打ち明けるチャンスとわかっていたけど、やっぱり何も言わずにプレゼントを渡して終わりました。
すると、彼女から『好きだから一緒に過ごせて嬉しかった。でも、勘違いしていたみたい』と意味深なLINEがきて。
もう諦めたのか、と思ったら何も言えなくなり、そのまま彼女とは疎遠になりました。
意地を張ったせいで付き合えるチャンスを逃したのは、今でも苦い思い出です」(26歳/営業)
ただの友達より近い距離、でも相手の愛情を引き出すために自分ばかり頑張っているように感じると、近いからこそ素直になれないことがあります。
「自分からは告白するものか」と意地を張ってしまうと、せっかくのチャンスを活かせないだけでなく相手の好意も萎える結果に。
もう諦めたのかではなく、自分からもしっかり愛情を伝える姿勢を最後まで持てなかったことが、幸せな関係から遠ざかってしまったのですね。
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愛情を感じてもなかなかストレートには伝えにくい「友達以上恋人未満」の関係は、お互いに恋愛対象で付き合いたいと思っていてもすれ違うことが多くなり、最終的に離れてしまうような終わりになることがあります。
恋愛感情があるなら、自分から行動を起こすのが相手の気持ちも引き出すコツ。
せっかくの近い距離感を無駄にしないためにも、関係の変化を恐れず好意を伝えていきたいですね。