ニッチな三十路……。世界から注目を集めるタンバリン芸人・GONZO登場!

スペシャルショーには、現在日本だけではなく、世界で話題となっているタンバリンマスターこと、ピン芸人・GONZO(ゴンゾー)が登場。小太り、メガネ、ど派手なタイツ、青いタンクトップ、サスペンダ、ブーメランパンツ。衝撃的な見た目から、まさかとは思ったが彼も三十路。

レベッカの「フレンズ」、聖闘士聖矢のテーマソング「ペガサス幻想(ファンタジー)」といった、三十路の心に激しく刺さる懐メロの選曲はさすが。さらに、汗がほとばしるほど全身を使って奏で、時に宙を舞うタンバリンという、初見では狂気の沙汰かと思うほどの迫力のパフォーマンスを見せつけた。少しの気持ち悪さくらいは気にならないほど(失礼)圧巻のライブは、1000人の三十路の心をひとつにした。

三十路パフォーマー総出演。締めくくりは「MISOJI SESSION1985-1986」!!

最後は、型破りな三十路たちによる最高のパフォーマンス「MISOJI SESSION1985-1986」。史上最多の優勝回数を誇る津軽三味線の柴田雅人、ヒューマンビートボックス日本チャンピオンのTATSUYA、シルク・ドゥ・ソレイユなどで世界的な活躍をしているダンサーOBA、フリースタイルフットボールのwasse、ヨーヨーのKO-TA、クリスタルバスケットパフォーマーゆうの6名が織りなすステージで、会場の盛り上がりとテンションは最高潮に。日本最大の三十路の日イベントは、大喝采の中幕を閉じた。

さまざまなことにチャレンジし、夢中になり、幸せな日々を送っている三十路の皆さんに接して、今までの自分を振り返るきっかけになり、またこれからの自分を考える上でも良い機会になった。

そして何より、参加者たちが「私の人生、まだまだこれからだな!」と前向きになれるイベントだった。三十路を迎えた我々の可能性というのを改めて信じようと思える日になったと思う。

来年以降は実行委員などが31歳になってしまうため、MISOJI MATSURIはまた新たなメンバーで行われることだろう。成人の日のように、この日がこれからもっともっと全国の色々な場所で開催され、多くの人にとって、三十路という人生の大きな節目に思いを馳せるという日になってほしいと切に願う。

取材/森嶋千春

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