RELATIONSHIP TIP #1
ヘンアと、憧れの上司ソクチュンとの恋愛から学ぶもの……【恋愛はふたりでするもの】

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ドラマには生い立ちに影響されたヘンアの性格を表すセリフが登場する。

「自分が好きなものすべてに欲を出していたら、今よりずっともっと(心が)貧しかったと思う」

「昔、ラジオに自分が誰かの靴の中で、ゴロゴロしている砂のようだという話を送ったことがある」

彼女は誰かのお荷物になることや、人に迷惑をかけることを避けて、辛くても孤独を感じていても、いつも「大丈夫」と笑って生きてきた。それは付き合う相手にも同様で、完璧主義者で仕事第一の10歳年上のラジオ放送局本部長ソクチュンとの恋愛でもそうだった。

風邪を引いても、誕生日を祝ってくれなくても、「大丈夫!」とひたすら我慢してきたヘンアが、別れを決心して、「自分がばかばかしくてもう耐えられない。携帯を握って待って、連絡が来ないと怒って、先輩が捨てる前に、自分が捨てなきゃとひとりで作戦を練って……」と、やっと自分の本音をぶつける。と、その時にソクチュンから返ってきたのが、かなり意外な言葉で、ハッとさせられ、グッと来る。こんなに不器用な男性もいるのか……。

この職場の屋上での別れのシーンは、恋愛はふたりでするもの、ありのままの自分の気持ちを相手に素直に伝えることも大切、と改めて感じさせてくれる。でもふたりのすれ違った時間はもう取り戻せない。

「愛しているというには、もうすでに終わったこと。愛していたというには、まだあなたが好き」と微妙な感情の間で揺れ動くふたりの関係が、ひたすら切ない気持ちにさせる。

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