睡眠不足でないのに睡眠不足だと思い込むことも?
「昔のように気持ちよく眠れない」というだけで睡眠不足だと心配して医師に相談し、たとえ検査で異常がなくても、「どうしても眠りが浅くて気分的にすっきりしない」と感じてしまう人もいるそうです。
確かに、人は年齢を重ねると睡眠ホルモンが少なくなっていきます。だから年齢を重ねるとともに睡眠時間も短くなります。それでも睡眠不足にならないのは、若いころほどアクティブに動かないため、疲労も少ないので、身体のメンテナンスに時間がかからなくなる場合が多いからです。
でも、どうしても睡眠不足だと感じるなら、そのことは否定せずに、まずは受け入れましょう。そして、睡眠不足だと思うのですから、朝に太陽の光を十分に浴びて、規則正しい食生活をして、睡眠に悪影響を与えることをできる限り避けましょう。
実際には医学的に睡眠状態は悪くないのですから、「睡眠に良い生活をしている。ストレスも解消した。睡眠環境も整っている」という満足感を得るだけで、熟睡気分を味わえるようになることもあります。
いかがでしたか。
睡眠の質の判断は、睡眠時間や自分の寝つきの気分ではなく、翌日の体調で行いましょう。
また、睡眠は心の状態も大きく影響しますので、できるだけストレスは解消しましょう。ウキウキ気分でも張り切り過ぎると、嬉しい緊張からストレスを抱えてしまうこともあるので、気をつけましょう。
どうしても自力での改善が難しいときは、早めに医師に相談しましょう。医師に相談しただけで安心して眠れるようになることもありますよ。