私のような初心者のために、私が理解した限りでざっくりと『キンプリ』の劇中世界を説明させていただくと、作中では観る人に幸せを届ける“プリズムショウ”を行うショーアクター・通称“プリズムスタァ”を目指す男子たちが登場人物だ。
主人公の一条シンは人気グループ“Over the Rainbow”(通称オバレ)のプリズムショーを観て虜になり、プリズムスタァを育成する学校“エーデルローズ”に入学した。
エーデルローズには対立する“シュワルツローズ”という育成学校があり、ライバル校に生徒を獲られて現在生徒数10名という状況だが、エーデルローズはオバレを中心にがんばっている……。ざっくりこんなところか。
しかし、この劇場版、とにかく劇中シチュエーションの説明が少ない(笑)。情報は全てストーリー進行から読み取りやがれとばかりにガンガン話を進めていく。内容についてはネタバレするわけにはいかないので言及できないが、観終わった後すぐに頭に浮かんだのは「次回作も絶対に観なきゃなぁ……」だった。「絶対に」。
次々に登場する、さまざまな属性満載のエーデルローズの生徒たち……オバレの3人はもちろんのこと、かわいい系男子の西園寺レオくんや、ツンデレきわまる涼野ユウくん、歌舞伎の女形スターである太刀花ユキノジョウくん……いずれの属性萌えでもお気に入りを見つけられるよう、いくつもの萌えポイントを全力で突きに来る。
応援上映では、週替わりで各メンバーのメッセージが見られたりもする。ここで気になる子をチェックして、推しメン探しするものアリだ。

ちなみに私は、今作の主人公として登場する一条シンくんを激推ししたい。一条シンはとにかく共感力が高く、作中でキャラクターたちが行う“プリズムショウ”の素晴らしさを身を以て教えてくれる。
ときに全裸になり、ときに薔薇の花を飛ばされ、ハートの雨を浴び、赤い糸に縛られ……何を言っているかわからないと思うが、もうしばしお付き合いいただきたい。一条シンのすごいところは、鑑賞しているこちらの理解を超越して「すごい……これがプリズムショウかっ!」とキラキラした瞳で全てを飲み込んでしまうところ。
劇場の観客たちは、ときにゲラゲラ笑い声を上げ、ときに「がんばれー!!」「大丈夫だよー!!」など、力の限り応援を送り、そうこうしているうちにいつの間にか一条シンとともにプリズムスタァたちのファンになっている。極めて共感力の高い主人公につられて作中にのめり込む仕組みなのだと思う。

当日は川崎チネチッタまで自転車で向かったのだが、帰りに自転車で通った多摩サイクリングロードが輝いて見えたのは、プリズムの輝く美しさを知ったからだと思った(※狂ってないです)。
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