初対面でのアピールは相手の質問に織り交ぜるのがコツ

意識すればするほど無意識はどうしても言葉や動作に現れます。
だから焦っては駄目。早急な答えを欲しくてたまらないときこそ、深呼吸をして、のど元で飲み込んでしまいましょう。

女性側の心理

人にはそれぞれ、「好みの時間の進め方」というものがあります。時間のテンポが合わない人と一緒にいると疲れてしまうのです。反対に時間のテンポがあう人には癒しを感じます。

だから、まずは気になる彼の時間のテンポを探る必要があります。そこで、相手の質問に答えるだけにして、自分が投げかけたい質問は、質問ではなくつぶやきに。たとえば「私は○○なんですよ。(あなたは?)」と言葉にするだけにとどめ、「(あなたは?)」の部分は、喉もとで留めておくのがお勧めです。

相手が乗り気なら会話を発展させるだろうし、相手がその話題を避けたいなら、スルーして話題を変えるでしょう。まどろっこしいかもしれませんが、本当に大切な人ほど労を惜しんではいけません。

奥さんがいるかどうかを知りたいなら、「お休みのときは何をするんですか?」「食事はどうされているんですか?」といった間接的な問いかけをしましょう。奥さんや彼女がいる男性なら、その答えでなんとなくわかるはずです。

もし「なんとなくなんてわからない」といった状態が続くなら、ひとまず気持ちにブレーキをかけておきましょう。

いつまでも不明なときは、家庭があろうとなかろうと、答えをあやふやにする何らかの理由が彼にはあるのだと考えましょう。それなら用心が必要ですね。

あるいは全くあなたに関心がないのかもしれません。たまに男性がとことん鈍いだけ、というような場合もあります。そのときは言葉にしても良いでしょう。

男性側の心理

男性は好きな女性には、比較的心を開きやすいものです。質問は興味・関心の証ですので、あなたに気があるなら、あなたのことを知ろうとするもの。

ただし、男性の事前調査は女性と違って、あくまで会話の中から探ろうとしますので、案外関係ない会話が多いのです。好きな女性相手に、そっけなくしたり、つんけんしたりしてしまう男性もいます。あなたのとっさの対応や雰囲気を彼らは見ているのです。

いかがでしたか?

もしかしたら、男女の駆け引きとは、まるで触覚で探るかのように近づいてくる男性の好きな女性に対する行動に、女性がうまくテンポを合わせ、男性の触覚に近づいたり離れたりすることなのかもしれませんね。

はたまた、赤い糸で結ばれたお相手同士なら、どんなことをしても言っても自然とテンポが合って引き合うこともあります。人の心はまか不思議ですから、大切な相手ほど観察が必要なのかもしれません。

そして、相手の心をどのくらい大切に考えられ、どのくらい待てるのかが恋なのかもしれませんね。

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。