~春の睡眠チェックの回答~

 食後1時間ほどで眠気が治まって、身体や頭がスッキリしていたら、あなたの眠気は「(1)春の眠気」であるでしょう。ただし低血圧の方は例外で、身体が活動モードになるまで数時間かかりますので、午前11時前後までに気分がスッキリしてくるでしょう。

朝太陽光を浴びても食事をしても午前中は身体が重く気分が優れないままで、昼間にひどい眠気に襲われる場合は、「(2)睡眠不足・疲労蓄積の眠気」です。

「(1)春の眠気」と「(2)睡眠不足・疲労蓄積による睡魔」二度寝をしても良いのはどっち?

「(1)春の眠気」の場合は、太陽光を浴びて体内時計をリセットすれば眠気は解消!

それでも春ですから、昼食後にポカポカ陽気で、またウトウトしてしまうかもしれません。そんなときは、30分~1時間程度の昼寝もお勧めです。コーヒーでも飲んでから眠ると、昼寝から目覚めたときには頭すっきりで気分さわやかですよ。

カフェインの効果は、飲んでから30分後くらいから効き始めますので、起きた頃に効果が出始めるというわけです。

 (2)「睡眠不足・疲労蓄積による睡魔」の場合は、とにかく身体が重い…。

身体が休息を求めている眠気ですから二度寝をしても大丈夫です。ただし、二度寝の睡眠時間は12時間程度にしておきましょう。それ以上長く眠ると、夜の睡眠を妨げる可能性があります。

1~2時間程度の二度寝では改善されないほど眠気がひどく辛いときは、ひどい疲れがたまって、まだまだ身体が休息を要求しているのかもしれませんので、素直に身体に従ってみましょう。そんなときでも、可能な限り朝昼晩と3食しっかりとるように食事の時間にタイマーをセットして無理にでも起きるように心がけましょう。

ただし、もし身体が要求している以上に眠ってしまった場合は、夜の睡眠に悪影響が出るかもしれません。それでもとにかく疲労回復が優先です。

もし夜中に目が覚めて眠れないときは、思い切って起き上がって、リラックスしやすい環境で、ヒーリングミュージックを聴いたり、ホットミルクを飲んだりして、のんびりくつろいで、眠くなったら寝室へ。パソコンやテレビを見たり、仕事をするのは、交感神経が活発になって一層眠れなくなるので避けるのがお勧めです。

眠れないまま朝を迎えてしまったら、そのときはそのときの覚悟で。そしてその日の夜は、早めに床につくように心がけましょう。

いかがでしたか。

春の眠気は、規則正しい生活をした後に、身体に「まだ寝たいかどうか」を聞いてみましょう。冬眠モードから春モードに身体が切り替わるまでは、体調も壊しやすく無理は禁物ですから、規則正しく身体に優しい生活を心がけましょう。

また、良質な睡眠は身体のメンテナンス時間ですから、冬モードの身体を春モードにいち早く切り替えるためにも重要です。「睡眠の日」を機会に、ご自分の睡眠について考えてみましょう。

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。