家族だからこそ、コミュニケーションはていねいに
親、特にママを奴隷のように扱う子どもっていますよね。そして、やはり奴隷のように子どもに従う親も。
家族とはいえ「親しき仲にも礼儀あり」ということを伝えていきましょう。「ママ、ジュース!」と子どもがさけんだら、「ジュース、なあに?」とそのあとにつけるべき言葉を促します。
他人にしないことは基本、家族にもしない。家族は、「そばにいてくれてあたりまえの人じゃない」のですから。
未来の自分は幸せになると信じる
昨今、子どもの貧困問題が社会現象化しています。子どもの中には、自分の生まれた家庭環境から、初めから希望を持てない子どももいるかもしれません。
ですが、なにかが叶わないとき、それを他人のせいにしたり環境が悪いからとあきらめたりすることは、目標のために努力をしない理由にはなりません。
未来は誰にもわからないというのは、誰にも平等なことです。今、自分を不幸だと思っていたとしても、未来まで決めつけてしまわないことです。
人間なんて勝手なもの。はたから見たら何にも不自由していないような人も、なにかしら不満を持っていたり、自分は不幸だと思い込んでいたりするのですから。
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子どもに「ヤワな大人にならない」ことを望むことは、果たして酷なことなのでしょうか。
しかし、今は親である私たちの世代とて、上の世代のように安泰な老後が約束されているとはとてもいえない状況にあります。大人になったとき、ちゃんと自分の足で立つことができるように子どもを育てることこそが、今、親が子どもにできることなのでしょう。
学校では教えてくれないようなことばかりです。ぜひ本書をお手に取って参考にしてみてくださいね。