NU’EST  撮影:山本宏樹

昨年の「NU'EST Japan Tour 2015~Bridge the World~」では、プロジェクションマッピングが演出に取り入れられていたが、今回のライブは一切映像を使わず、セットには木をモチーフにしたオブジェがあるのみ。

新しい試みはとして特筆すべきは、後半の『ヨボセヨ』から(前回のライブでもあった)ヴァイオリンに加え、チェロの生ストリングスが加わったこと。特に『ヨボセヨ』はストリングスに乗せて、ベクホのピアノとミンヒョンのボーカルというシンプルなニューアレンジで聴かせたが、その歌の上手さと表現力はトリハダものだった。

全体に『Q is.』の世界観が敷かれていたが、シリアスな世界観だけでなく明るさとのメリハリも効いていた。

韓国アルバムがベースになっているだけに日本語曲は少な目だったが、『Japanメドレー』から『Access to You』の日本語曲のポップチューンパートでは、『Q is.』の世界観から飛び出した、楽しいダンスで遊ぶ余裕を見せたり、“LOVE”の大コールでファンとの一体感を作り上げたり、日本活動で培ったライブ感を発揮。

他にも『Beautiful Solo』では、ペンライトを使ったダンスをレクチャーし、NU'ESTメンバーと客席が一体になってライブを盛り上げる演出も楽しく、また、ポップ曲のパートではメンバーたちが頻繁に客席に下りてくる演出も多く、近さも感じられる。

アンコールの『Not Over You』と『FACE』では撮影OKという大サービスまであり、至近距離でメンバーを撮影できるというチャンスにファンは大喜び。メンバーたちもさまざまな表情でそれに応えた。

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