買い物の順番は、“消費期限”に注意!?

傷みやすい食品は買い物の最後にカゴに入れ、レジを通したら早めに保冷バックに入れるようにすると安心です。

(1)消費期限が書いてあるもの

お弁当や洋生菓子など長くは保存がきかない食品には“消費期限”が書いてあります。これらは、品質の劣化が早いものなので、レジに向かう直前に買うようにしたいもの。

(2)生鮮食品

消費期限が書いていない青果物 (野菜、果物)、水産物(魚介類)、畜産物(肉類)などの生鮮食品もカゴに入れるのは最後の方がオススメです。これらは、食中毒菌が増殖するために必要な“水分含量”が多く、貯蔵性が悪く変敗しやすい食品なので、最後の方にカゴに入れましょう。

ビニール袋で防ぐ! 買い物後にすべき事

買い物を終えたら、買ったものを袋へ入れ、早めに帰宅するようにします。

保冷のものは用意した保冷バックに。袋でパッキングされていない食材は、他の食品と直接触れないよう、衛生面を考慮してビニール袋へ入れると安心ですね。

特に、魚介類や肉類は水漏れしやすいもの。ビニール袋に2重に入れて他の食品へ水が触れないようにすることが食中毒のリスクを減らすことができます。

徒歩で帰る場合は、日陰の道を選んだり、その他の交通手段の場合も、直射日光が当たらない、温度が上がらない場所に食材を置いたりするようにしてください。

そして帰宅後は、冷蔵庫保管が必要なものはすぐに冷蔵庫へ、その他も所定の格納場所へ収納するようにすると安心ですね。

いかがでしたか。今回は買い物段階での食中毒予防についてご紹介いたしました。食中毒予防は買い物の時点からできるもの。食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」。買い物で付けない、増やさないためにも、是非、今の時期から気をつけてみてくださいね。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。