全男性必読!究極のイクメン『クッキングパパ』

鈴木「さて、今回は、紙の書籍化している漫画を紹介するつもりだったので、山野一先生の『そせじ』をご紹介出来なかったりして、他にも、いろいろ紹介したいんだけど…。最後にこれだけ!これは、育児漫画ではないけれど、究極のイクメンが登場する漫画なんです。」

Chacco「なんだなんだ?!」

鈴木「これです!うえやまとち先生の『クッキングパパ』。だって、こんなにイクメンしているお父さんキャラを、描けているってすごくないですか?こんなに仕事もやって、家事もやって、子どもの世話も頑張ってるって。連載開始当初は、1986年ですよ!」

Chacco「そうですね…。うえやまとち先生ご自身も、「当時は世間に受けるかどうかわからなかった」ってインタビューでおっしゃってた記憶があるよ。」

鈴木「主人公の荒岩さんは、ある意味、究極のイクメンだし、自分の目標であるなぁ、と思う。子どもの高熱で飛んで帰ってきたりとか、すごく気持ちがわかる。」

Chacco「実際に、つい先日、息子君が突発性発疹で高熱が出て、妄想さんも飛んで帰ってきてくれたもんね(笑)。それに、作品の中のレシピで料理してくれるから、あなたもクッキングパパじゃないですか?」

息子君の高熱とChaccoの発熱のダブルパンチに荒岩妄想が走った!

鈴木「や、まだ体格だけだね。まだまだ修行が必要です!」

Chacco「あのさ、体格とか言うなら、もうちょっと筋肉つけてくれるかな?そんな簡単な男じゃないよ荒岩さんは!女性漫画家さんのアシスタントに行っていたときに、すごく勧められたんだよ。「クッキングパパは世界一カッコイイ男だぞ!女ならみんな惚れるぞ!」って。

『クッキングパパ』は、結婚したい男性がみんな読むといいんじゃない?結婚をゴールにしちゃだめなんだよ。クッキングパパになることを目標にしてたらさ、いい結婚生活と、いい育児が出来るようになるよ!」

鈴木「なるほど、世の婚活男子は、『僕の小規模な生活』と、『クッキングパパ』を読め、と。」

Chacco「いずれ来る育児に備えろ、と。クッキングパパが少子化を止める、とかになったらいいよね…。もう一回、アニメ化したら、出生率もうちょっと上がらないかな…。出生率が上がるような漫画だと思うんだよね…。」

鈴木「おっと、キリがないので、この辺でいいですか?」

Chacco「ええ~!あと1時間ぐらい語れるぞ!木尾士目先生の『ぢごぷり』だけで記事が一本成立しますよ!これで私も産後うつを乗り越えましたよって!」

鈴木「うーん、産後うつ、大変だよね…。その大変さを男性作家が描いた、っていう意味で、すごく大きな意味がある作品だね。

『ぢごぷり』も含めて、周産期の漫画がこれから増えるかも。はるな檸檬先生の『れもん、うむもん!』にしろ、沖田×華先生の『透明なゆりかご』もそうだし。大きな意味では、鈴ノ木ユウ先生の『コウノドリ』も入るよね。」

Chacco「うーん、また違うテーマでトークやりたい!」

鈴木「ではみなさん、またお会いしましょう、ということで!」

Chacco「また会いましょう!」